【No.3】F800GT(2014)
- 年式/2014
- 走行距離/3,950km
- BMW歴/0.2年
- 乗り継いだバイク数/4台
愛車の気に入っているところ
流麗なスタイリング、バレンシア・オレンジのエレガントな発色、扱いやすい車格、BMWにしてはこなれた価格、レンジの広い3速&4速を使っていれば、あまりギアチェンジしなくてもおもしろい走りを堪能できること。そして何よりも、コーナリングが驚くほどスムースで楽なことは特筆すべきことではないでしょうか? 「フロント部分があるの?」と思えるほど、前方部の重さや抵抗感、ハンドルのクセのようなものがまったくなく、思ったところへスーッと曲がっていきます。そのくせに確かな接地感はあって、すごく安心感があるんですよね。本当に不思議です。装備重量で212kgということもあるのでしょうが、ブレンボのブレーキのかかりが素晴らしく、最初は効きすぎて怖いくらいで、止まりたい場所よりずいぶんと前に停まってしまい、主人にあきれられました。今はやっと慣れました。ハンドルからの振動がキツいとおっしゃる方もいますが、ラバーマウントされているせいか、私にはとても快適に思えます。エンジン部の強烈な振動を受けて手がしびれて困り果てたSRX400に乗っていたので、あれに比べたら無振動に近い天国です。
愛車の不満なところ
他のF800GT乗りの方の感想にあるように、確かに股や脛へのエンジン熱の吹きつけはありますが、購入したのが冬季なので、今はヒーターのように心地よいです。が、真夏はどうでしょう。心配です。身長162cmの女性としては手足が長いほうだと思いますが、それでもロングツーリングを楽にこなすには、まだハンドル位置が前傾です。手首が突っ張ってスロットル側の右腕がやや疲れます。ハンドルアップキットで3cmほど上げるつもりです。主人のR1100RTに乗ったら、ハンドルポジションがしっくりきて、うらやましかったです。シート高を765mmに抑えて、足つき性を良くしたのはいいのですが、内股部も削ったようなシート形状のために、ロングツーリングではどっかりと座れず、疲れやすいですね。また、シートが薄いので、クッション性はあまりよくないです。足の曲がりもキツくなって、足が疲れやすいですね。シートアップ&シート形状を変える造作を模索中です。とりあえずはゲルザブを敷いて我慢しています。純正のパニアケースは、取付用のさまざまな小道具も入れると左右で10万円を超えます。主人のR1100RTについているパニアケースよりも容量が少ないのに、価格はトントン……。理不尽な感じを受けます。
これからBMWを買う人へのメッセージ
女性としては、212kgの車重は決して軽いとは思えませんが、この素敵なバイクを華麗に乗りこなしてやるぞという向上心が湧いてきます。購入を決める前に、軽いし瞬発力があるからとヤマハのMT-07に乗り、扱いやすい素直なバイクだからとW800にも乗り、力強い走りができるからとドゥカティにも乗ってみたのですが、ロングツーリングから市街地走行までトータルに高い水準でこなすミドルクラスのバイクとしては、F800GTをしのぐバイクはなさそうでした。それぞれのバイクには個性があって、どれも捨てがたい魅力はあったのですが、各部の作り込みがしっかりしていて、エンジンの回り方から乗り味までの全体がエレガントにまとまっているF800GTには、一日の長があるように感じました。まだ4,000km弱しか乗れていませんが、毎日乗りたくて乗りたくてしかたがないのです。こんなバイク、今まで出会ったことがありません。
もう1台BMWを持つなら
主人が乗っているR1100RTをいつか運転したいと思っています。ハンドルポジションにせよ、シートの厚みにせよ、ミラーの視認性の高さにせよ、やっぱり本格的なツアラーなんだなぁと実感しましたから。それでボクサーエンジンのおもしろさがわかったら、R1200Rに挑戦したいと思います。
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