VIRGIN BMW | ダッツ R1200GS サマーシートカバー BMWバイク パーツ&グッズ紹介

ダッツ R1200GS サマーシートカバー

  • 掲載日/2014年12月26日【BMWバイク パーツ&グッズ紹介】
  • 販売/ダッツ テスター/山下 剛 テスト方法/ツーリング テスト期間/2日
    この記事はBMW BIKES Vol.67掲載の記事を再編集したものです
ダッツ R1200GS サマーシートカバーの画像

DATZ R1200GS SUMMER SEAT COVER

過酷な灼熱の真夏を
乗り切るための涼風シート

乗車中はほぼ常に荷重がかかり、広範囲に渡ってバイクと接している臀部とシート。それだけに湿気がこもりやすく、高温多湿の季節は不快指数を引き上げる要因だ。R 1200 GS サマーシートカバーはそんな真夏のライディングを快適にするためのアイテムだ。

TRUE TEST !

尻の下を風が吹き抜けていく
心地よさは快感ですらある

5月下旬、関東と北陸を往復する2日間のツーリングで試したので、このアイテムが本領発揮となる季節でのテストではないことをまず断っておく。

さて、装着については予想したよりも簡単だった。ビニール袋から取り出した状態では小さく丸まっているが、カバーとシートの角を合わせるように被せていくと、すんなりとシートを覆い尽くしてくれる。専用設計だけあって余りすぎる部分もきつすぎる部分もなく、まさしくジャストフィット。

カバーを装着したシートをバイクに取り付ける。カバーの厚みの分だけシートが大きくなっているため、シートをロックさせるにはやや力が必要。荷重をしっかりとかけつつ、手のひらでグッと押し込むと、カチンとロックがかかる音が聞こえた。シートを両手でつかんで揺さぶってみたが、とくに問題はなさそうだ。

さっそく着座してみる。尻にはメッシュ表面のややザラザラした感触が伝わってくるが、ゴツゴツとした硬さはない。足つきが悪化する懸念もあったが、それについては誤差範囲だろう。まったく気になることはなかった。

まだ初夏のため、走り出してすぐに効果を感じられるほどではなかったが、高速道路に入ると、尻の下を風が抜けていくのがわかる。これは気持ちがいい。シートヒーターに対するシートクーラーといってもいいくらいだ。シート表皮がディンプル状になるため尻が滑りにくくなる効果もあり、乗車中の安定性もいい。

今回は試せなかったが、長時間の雨天走行においては、股間からの浸水を防ぐ効果も発揮してくれるはずだ。高温多湿で雨が多い日本、梅雨から晩夏にかけての必須アイテムといえそうだ。

テストを終えて

ココがすごい!

メッシュ構造はしっかりとした硬さと、尻にやさしい柔らかさのバランスがよく、長時間走行でも痛みなどの不快感はなし。尻の下を冷風が抜けていく快感は一度味わうと病みつきだ。

ココがイマイチ

そのメッシュの硬さが、長期に渡って使用した場合に衣服へ与えるダメージがどうなのかが気になるところ。耐久性もありそうだし、数シーズンに渡って使えると思うが、やや高価か。

ダッツ R1200GS サマーシートカバーの詳細

ダッツ R1200GS サマーシートカバーの画像
サマーシートカバーを装着した状態。シート前部はカバーがやや余っているが、タンクに隠れてしまうため問題はない。むしろシート下への土埃などの侵入を防ぐ効果もありそうだ。
ダッツ R1200GS サマーシートカバーの画像
車種専用設計だけあり、伸縮性も相まってカバーとシートのフィッティングは完璧といっていい。カバー襟足は人工皮革となっており、荷重がかかる部分の耐久性を考慮した作りだ。
ダッツ R1200GS サマーシートカバーの画像
耐久性に優れる六角形のメッシュが2層となっており、中間をコイル形状の繊維がつなぐ構造。メッシュ厚は 10mm となっているが、足つき性への影響はほとんど気にならない。
ダッツ R1200GS サマーシートカバーの画像
カバーはシートをすっぽりと包み込む巾着状だから、カバーを装着した状態でもスマートなルックス。伸縮性があるので、シートとカバーの角を合わせて被せていけば装着は簡単だ。
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