4R リリーブ ハードプロテクターベスト
- 掲載日/2014年08月29日【BMWバイク パーツ&グッズ紹介】
- 販売/キジマ テスター/VIRGIN BMW.com編集部 テスト方法/市街地で試用 テスト期間/1日
4R Relieve hard Protector Vest
メーカー各社がリリースする胸部プロテクター
その中でコストパフォーマンスが高そうな4Rを試す
安全意識の高まりから胸部プロテクターを着用するライダーが増えているというのは周知の事実。当然ながらそれにともなって、用品メーカー各社からはさまざまなチェストプロテクターやプロテクターベストが発売されている。そして商品数が増えれば、どれを選んだら良いのかという悩みも増える。その中から今回は、中堅モデルと言える価格の製品を試してみた。
TRUE TEST !
胸部はハード、背中はソフトなプロテクター
用品・パーツの総合メーカー、キジマが 2008年から展開するブランド 4R は、ライダーの要求(Requirement)に応え、使っていて安息(Relaxation)を得られる製品によって信頼(Reliance)を勝ち取り、良い関係(Relation)を築くことをコンセプトとする。プロテクターシリーズは Relieve と名づけられ、上半身を守るベスト、肘と膝のプロテクターをラインナップしている。
今回試したハードプロテクターベストは、胸部に左右セパレートの合成樹脂ハードプロテクターを装備し、背中や肩、脇は高反発 EVA パッドで覆われる。ベストタイプはフロントをファスナーで閉じるその構造上、胸の真ん中が弱点になるが、もちろんこの製品は左右のプロテクターの隙間を EVA パッドでガードする。サイドの調整ベルトは、腰回り方向の締め付けのほかに、骨盤に向かって下方向(V字状)にも締め付けることができ、ベストを着た状態でも調整が容易だ。
価格帯としては中間的なレベルに位置するこの製品だが、機能が不足しているということはけっしてなく、プロテクターベストに必要とされる胸、背中、肩、脇腹をすべてカバーしており、必要にして十分な機能を備えていると言える。
テストを終えて
メッシュジャケットの内側に着込んでも、動きづらさや不快を感じることはなかった。また、脇腹部分のベルクロで留められるV字ベルトは操作性が良く、調整幅も広いため、細身の筆者でも身体にフィットさせられる。MとLの2サイズ展開ではあるものの、さまざまな体型の人に合わせることができるだろう。
8月という夏場ではしかたがないが、ただ一点だけ気になったのは、着ていて暑いこと。ベスト本体に採用されたポリエステルメッシュが速乾性とはいえ、その内側に付いている EVA パッドは風を通しづらく、身体に張り付くのだ。逆に冬場であれば、保温性を発揮するに違いない。
ココがすごい!
腰回り方向の締め付けのほかに、脇腹部分のベルクロでも留められるV字調整ベルトは操作性が良く、ベストを着た状態でも調整が容易。
ココがイマイチ
ベスト本体の通気性は高いものの、EVA パッドは風を通しづらく、身体に張り付いて暑い。冬場であれば、保温性を発揮するに違いない。
4R リリーブ ハードプロテクターベストの詳細
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