アルパインスターズ エクスカージョンゴアテックスジャケット
- 掲載日/2010年08月02日【BMWバイク パーツ&グッズ紹介】
- 販売/アルパインスターズ テスター/田中 善介(バイクブロス) テスト方法/R1200Rでツーリング テスト期間/1日(晴れのち曇り時々雨)
ALPINESTARS EXCURSION GORE-TEX JACKET
レースシーンからツーリングシーンまで
基本コンセプトは「安全性・快適性・機能性」
2011年のモーターサイクルコレクションには、ツーリング系モデルの拡充が見られるアルパインスターズ。ハイテク素材とデザイン性の高さが融合されたアパレル製品には、他メーカーとは異なるセンスが見られる。そんな中から3シーズン向けのモデルを試してみた。
TRUE TEST !
「これで良かったんだ」と思える使い易さ
イメージ的にツーリングシーンとは遠いブランドだと思っていたアルパインスターズ。しかし2011年のラインナップを見ると、ハイスペックなツーリング・ギアが充実している。「テック・ツーリング・ライン」と称するそれらのラインナップは、レーシング・ギア同様、グローブからジャケット、パンツ、フットウェアまで、全身をカバー出来る徹底ぶり。
その中からチョイスした『 EXCURSION GORE-TEX JACKET 』は、全面に GORE-TEX メンブレン(極薄、軽量、強靭で、水滴の2万分の1の穴からは蒸気だけを通すフィルム状の素材)をインサートした全天候型ツーリングウェアだ。アウターシェルには耐摩耗性、引裂き強度に優れたリップストップ生地にテフロン加工が施され、排気ガスや虫の死骸、泥や埃などの汚れもつきにくくなっている。
初夏の蒸し暑い日、標準装備の防寒サーマルライナーは取り外し、エアスクープを全開にして走ることにした。お昼前の時点で BMW のオンボードコンピューターは気温29度を表示しており、正直言ってバイクにも乗りたくない暑さ。しかし走り出すと腕から流入する走行風が背面へ抜けていき、次第にジャケット内にこもった熱が排出され、不快感は解消された。高速道路を走り続けると、今度は控えめな開口部によって身体が冷え過ぎることもなく、いたって平穏。真夏の使用はあまりオススメしないが、走り続けている時間が長いツーリングには適している。途中雨にも降られたが、中のシャツが濡れることは無かった。やはり GORE-TEX メンブレンの威力はスゴイ。
涼しいロケーションまでひとっ走りしてバイクを降りてみる。フロントの大きな左右ポケットは手を突っ込むにも納まりが良く、また軽量で柔らかい胸部と背面のフォームパッド、肩と肘のプロテクターはシルエットに影響しないため、ライディングウェアでありながらカジュアルなジャケット感覚で羽織っていられるのもいい。バイクを降りる度にいちいちジャケットを脱ぐのは面倒なものだ。
このジャケットは、高機能ではあるものの過度に機能を加えておらず、デザイン面から言っても非常に使い勝手が良い。安全性・快適性・機能性を根本的な原則とし、優れた素材を活かしてデザインされているのがよく分かる。
カラーリングは写真のグレーベースにブルーラインのほか、ブラックベースにグレーラインの2パターン。ウェスト内側にライディングパンツとの連結が可能な接続ジッパーを装備する。
テストを終えて
場所によってはかなり暑かったものの、都内から富士山五合目まで、気温差10度以上という環境をジャケットの下にロングスリーブシャツ1枚だけで不満無く過ごせたのは好結果だと言える。真夏以外はどこへ行くにもこのジャケットで事足りそうだ。
ココがすごい!
高機能ウェアにしてはすっきりとしたデザインと、全面にGORE-TEXメンブレンをインサートしてありながら一桁万円台に抑えた価格。
ココがイマイチ
各部に配されたベルクロが袖などにくっついて煩わしい。コストとの兼ね合いもあるだろうが、止水ジッパーの採用など、もう一工夫欲しかった。
アルパインスターズ エクスカージョンゴアテックスジャケットの詳細
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