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第10回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会 BMWモトラッドブースレポート

  • 掲載日/2025年04月25日【トピックス】
  • 取材協力/BMW Motorrad Japan 写真・文/小松 男
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止むことの無い新車攻勢を続ける『BMWモトラッド』
スーパーバイクからアドベンチャーまでより取り見取りだ!!

GS系モデル、ツアラー、スーパーバイク、マキシスクーター、電動コミューターなどなど、今やほぼフルセグメントをラインアップしているBMWモトラッド。どのモデルもプレミアムブランドならではの質感、乗り味、そして根底にある歴史とフィロソフィを持ち合わせており、その魅力に取りつかれたファンは拡大する一方である。

もはや今に始まったわけではないが、今期もブランニューモデルの投入やモデルチェンジが矢継ぎ早に進められており、つい先日、東京モーターサイクルショー期間中にも本国ドイツからニューモデルR12GSが発表された。その勢いたるや驚きを隠せないほどである。

そんなBMWモトラッドの第10回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会でのブースをレポートするとともに、ボバーライクなクルーザーモデル、R12のショートインプレッションをお伝えする。

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今年も2025年4月9日、10日の二日間に渡り大磯ロングビーチ特設会場で開催された第10回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会。BMWモトラッドブースでは多数のモデルを用意し、その勢いを見せつけてくれた。

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最高峰スーパーバイクモデルである新型M1000RRとM1000Rを展示。残念ながらこれらは試乗することができなかった。顔つき、ウイングレットの形状、カラーリング、威圧感の強いスーパーバイクだ。

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2月に発売された新型S1000RR。ハイスロットル化やウイングレットのレイアウトや形状の見直しなどにより、より一層コントローラブルなキャラクターへと昇華している。ベースモデルは266万8800円。

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昨年登場し、その押しの強いスタイリングやAMA(オートメイテッド・シフト・アシスタント)の装備などで我々を驚かせたR1300GSアドベンチャーをはじめ、GSファミリーも多数用意された。時代はオートマ化の波が押し寄せており、ASAモデルも増えることだろう。

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1800㏄を超す排気量の空冷ボクサーツインエンジンを搭載し、強烈なトルクを味わうことができるR18。ロードスターセグメントのR20コンセプトのこともあり、ボクサーツインはさらなる大排気量時代に突入か!?

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Eパルクールとの異名を持つ電動コミューター、CE02。BMWではすでに四輪モデルで先行して長くBEVモデルを手掛けてきたこともあり、電力、制御、バッテリーの持ちなど、完成度が高い。スタイリングからしてクールだ。

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F900Rが属するミドルクラスロードスターセグメントは、世界的に人気が高く、どのメーカーも力を入れたライバルモデルを用意している。その中でF900Rはスタイリング、質感、安全性、そして何よりも走らせて心地よいという全体のバランスの良さが持ち味となっている。

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C400GTはBMWモトラッドのマキシスクーターだ。GTというイニシャルが付けられただけあり、快適且つ運動性能も高く、街乗りはもちろんロングツーリングも楽にこなせる一台となっている。最近ビッグスクーターセグメントが再び活況となってきているので要チェックだ。

BMWモトラッド R12 プチインプレッション

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モダンボバー的な恰好でありながら
運動性能もピカイチのパッケージ!!

伝統の空冷ボクサーツインエンジンを搭載したクルーザーモデルであるR12。とてもシンプルな構成でありながらも、他にはない魅力が感じられるのは、やはりエンジンの存在感が強いと言うこともある。車両にまたがると意外なほどコンパクトに纏められていることに好印象を持つ。シートは低く、ハンドル位置も高め、総じて安楽なライディングポジションであるのだが、決して舐めてかかってはならない。

ボクサーツインエンジンは低回転から太いトルクを発生させ、しかも軽やかな回転上昇をもたらすので、気を緩めてスロットルを開こうものなら、ライダーを振り落とさんばかりの加速をもたらす。足まわりの設定も良く、細かいカーブが続くようなワインディングロードから、高速道路をハイペースで走らせた時でもしっかりと路面状況をライダーへと伝えてくれる。

エンジンのパフォーマンス、足まわりの設定の良さから、ついつい飛ばし気味になってしまうが、一方でクルージングも心地よく、これ一台で何でもこなせてしまうお得感がある。先日R12GSが発表されたが、スタンダードなR12を見直すことで、今後の期待に胸を膨らませるとともに、そもそも素性の良さを再確認することができた。

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これまで培ってきたBMWの歴史の根底にあると言っても過言ではない空冷ボクサーツインエンジン。70~80年代には環境問題から一度は姿を消しかけたが、技術の進歩により今日まで続いている。

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こちらもBMWモトラッドのお家芸と言えるシャフトドライブ。パラレバーが備わっており、シャフトドライブモデル特有のテールリフトが抑えられている。メンテナンスフリーなのも嬉しいポイント。

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シート高が754㎜と低く抑えられている上、形状が良いので足つき性に不満を持つことはないだろう。腰のホールド感も良く、快適且つスポーツライディングにも合う。パッセンジャーシートはやや小さめか。

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フロント19インチ、リア16インチのタイヤサイズなので、“立ちが強い”かと思いきや、驚くほどニュートラルなハンドリングをもたらす。ブリヂストンのBT46とのマッチングも良く、深くバンクさせるのも容易だ。

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シンプルな丸型ケースのヘッドライトを採用。しかしケース内にはデイタイムランニングライトを備えるほか、ベゼル部分の処理も良く、モダンな印象も受ける。クラシックでありながら新しい、そう思えるデザインだ。

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ステップ位置、ヒールガードの大きさなど、楽なライディングポジションを得られつつ、スポーティな走行も楽しめるようなセットとなっている。クイックシフターのタッチはとても軽くストレスなくシフトチェンジを行える。

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ハンドルバーはかなりアップタイプ。ブラックアウトされているのも良い。シングルメーターは中に液晶部分が用意され、シフトインジケーターやライディングモードなど各種インフォメーションを表示する。

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