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【最新情報】BMW・R1250RSがついに日本で発売開始! 気になる価格やスペックなどの情報を紹介

  • 掲載日/2019年08月30日【トピックス】
  • 取材協力/BMW Motorrad Japan 文/山下 剛

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BMW Motorradは、1254cc空水冷水平対向2気筒エンジンを搭載するスポーツツアラー「R1250RS」を8月23日に発売した。最新モデルのトピックは可変バルブタイミング機構「BMW ShiftCam(シフトカム)」の採用による、全回転域にわたるトルク特性の向上で、最高出力は136psまで高められている。

【この記事の目次】
・R1250RSどんなバイク?
・R1250RS 新色の価格・発売日・予約開始
・新型R1250Rのデザイン・カラー
・新型R1250RSのスペック・特徴

R1250RSどんなバイク?

BMWの主軸となる水平対向2気筒エンジンとシャフトドライブ機構を持つことが特徴のRシリーズにおいて、スポーツツーリングというカテゴリーを担うのがR1250RSだ。車名を示す「RS」は、レーシングスポーツを意味するドイツ語「レンシュポルト」の略称で、初代となる市販モデルは1976年登場のR100RSだ。

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写真は1986年登場のR100RS

R100RSは市販車初となるフルフェアリングを装備し、とくに高速域における優れた巡航性を持ち、さらにやや前傾姿勢となる乗車姿勢が生み出すスポーツ性あふれる走行性能を有していた。とくに日本では「BMW=R100RS」といっても過言ではないほどの人気モデル、かつイメージリーダーとなり、R100RSは今なお高価で取引されている。

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2001年登場のR1150RS

その後、R1100RS、R1150RSとモデルチェンジを続けたが、R1200シリーズとなった際、STの新登場によってRSはその名を消した。それから12年の時を経た2015年、DOHC化されたボクサーエンジンや電子制御サスペンションなどを搭載して「RS」が復活。R1200RSとしてヨーロッパや日本でも好セールスを記録した。

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2015年登場のR1200RS

新生RSが他のRシリーズと一線を画していたのは、フロントサスペンションにテレスコピック式を採用していたことで、これにより軽量化を達成。GSやRTよりも軽快なハンドリングと取り回しを実現したのである。

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2019年登場のR1250RT

そして2019年、排気量を拡大するとともにシフトカムテクノロジーを採用した新開発ボクサーエンジンを搭載した新型のR1250RSが登場したのだ。

R1250RS 新色の価格・発売日・予約開始

R1250RSはBMWジャパン正規販売店にて8月23日(金)より販売開始された。車両価格は車体色によって異なる設定となっている。

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R1250RS ブラック・ストーム・メタリック

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R1250RS インペリアル・ブルー・メタリック(新色)

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R1250RS オースティン・イエロー・メタリック・マット(新色)

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R1250RS Option 719 スターダスト・メタリック(新色)

継続カラーとなるブラック・ストーム・メタリックは209万円で、最も安価な設定だ。新色のインペリアル・ブルー・メタリックは4万5000円プラス、オースティン・イエロー・メタリック・マットは5万8000円プラスとなる。また、カラーリングデザインが異なるOption 719(オプション・ナナイチキュウ) スターダスト・メタリックは、16万4000円プラスとなっている。

新型R1250Rのデザイン・カラー

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R1250RSの基本的な車体色は3色で、継続となるブラック・ストーム・メタリックの他、インペリアル・ブルー・メタリックとオースティン・イエロー・メタリック・マットが追加された。さらに、Option 719 スターダスト・メタリックが新たに設定され、標準カラーとは異なる高品質なカラーデザインがひと際目を引く特別色となっている。これによって全4色がラインナップされる。

新型R1250RSのスペック・特徴

最も注目したいのはやはりエンジンだ。排気量は1254ccへ拡大され、シフトカムテクノロジーが採用された新型ボクサーエンジンは、低回転域から高回転域までスムーズでパワフルなTORQUE特性を獲得している。

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BMWシフトカムテクノロジーは、5000rpmを境界として吸気側のバルブシフトタイミングが切り替わる機構だ。これにより混合気を適切に燃焼できるようになり、高出力化とクリーンな排ガスを両立している。

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エンジンやシャシーの車体構成はR1250R(ROADSTER)と同一で、テレスコピック式フォークを採用する点がGSやRTとは決定的に異なる。防風効果に優れるフェアリングは、スポーティさをより強調するRS独特のスタイリングを形成する。

日本仕様はフルオプション車両が導入されており、Dynamic ESA(電子制御サスペンション)、DRT(トラクションコントロール)、ABSプロ、ライディングモードプロ、フルLEDヘッドライト、6.5インチフルカラー液晶ディスプレイなど最先端テクノロジーがすべて標準装備となる他、ETC 2.0も装備する。また、Rシリーズに共通する「BMW Motorrad Specialプログラム」の豊富なオプションパーツ群で、自分だけの一台にカスタマイズすることも可能だ。

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R1250RSは、R/RT/GS/GS ADVENTUREと揃うRシリーズの中で、快適性と走行性、扱いやすさのバランスがいいモデルだ。スポーティな走りもロングツーリングも楽しめる懐の深さがあり、BMWに興味がわき、ボクサーエンジンでツーリングを楽しみたいと思っている人に最適だ。

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