BMW BIKES 85号「冒険の旅Ⅹ」のウラの裏のオハナシ Part.1
- 掲載日/2018年12月07日【トピックス】
- 取材協力/BMW Motorrad Japan
Text & Photo / Takeshi Yamashita
本誌を読んだあとのお楽しみ!おかげさまで大好評(?)のウラ話
さて、やってまいりました毎度おなじみ「冒険の旅のウラ話」。BMW BIKES誌面で冒険の旅を楽しんでいただいた方が、さらに冒険の旅を満喫できるウエブコンテンツ。
おかげさまでこちらも好評で、ウラのウラまでしっかりとレポートしますよ。 ウラのウラはオモテなんじゃないの? まあそんなことは気にせず、まずはBMW BIKES 85号をお手元にご用意していただきまして、128~129ページを開いてください。
BMW BIKES Vol.85 P128-129
まず冒険の旅のトビラ(128~129ページ)になっている、棚田の中の道を駆け下りてくるGSの写真。こちらは次の林道へ移動している途中で松井さんが見つけたポイントで、わざわざ引き返しての撮影となりました。雨上がりで濡れたアスファルトが逆光を浴びて輝いていて、なんともまあ神々しささえ感じさせる光景でした。
BMW BIKES Vol.85 P130-131
130ページの上は、能登半島某所の山頂です。あえて山の名は記さないので、Googleその他を駆使してぜひ調べて訪れてみてください。それはさておき、本誌記事でも松井さんが書いてますが、この時期の能登半島は天気が不安定で、晴れと曇り、そして雨が交互にやってきます。このときも2枚目のように太陽が照りつけるタイミングもあったのですが……。
BMW BIKES Vol.85 P130
130ページ下の写真はコンクリート護岸された海岸沿いで撮ったもので、遠景の風車がこれまたなんともいえない情緒を醸してますね。このように背景を強調したいときは望遠レンズを使うことで、遠景をグッと引き寄せることができます。それと同時に、赤い軽自動車を避けることもできるわけですね。この写真を撮るため、大谷カメラマンは地面に這いつくばってローアングルから3台のGSを狙ってます。
この風景がどんな写真になるのか、冒険メンバーたちはあれこれ想像しながら撮影を見守ってるわけですが、大谷カメラマンに写真を見せてもらうといつもその想像を上回る写真が出てくるもんだから、一堂「おぉおおおぉおお!」と歓喜してます。
BMW BIKES Vol.85 P31
131ページ上の写真は、今回の冒険案内人である道下さん(R1200GSA)と中村さん(R80GS)です。撮影した林道はそもそも交通量が少なく、鬱蒼とした道ではあるものの、こうして望遠レンズで背景を切り取ると、まるで道なき道を走ってるように見えるからフシギなものです。カメラマンはこうしたテクニックを駆使して写真を撮るわけですが、それをこうやって種明かしするヤマシタは嫌がらせでしかないですね、わははは!
131ページ下、夕焼けに向かって走るGSの後ろ姿、カッコいいですねえ。実はこのとき、ヤマシタは方向を間違えて大谷カメラマンたちと逆のほうへ走ってしまい……撮影に間に合わず。なんたる失態! そのかわりに、冒険のランチでいただいたそばの写真でお茶を濁します。十割そばなので風味が強く、おいしかったですよ~。
BMW BIKES Vol.85 P132-133
132ページ上の写真はR80GSを走らせる冒険案内人・中村さん。GSトロフィー日本代表になったこともある猛者ですから、こんな道なき道も……いや、正確にはここも林道なんですけどね。このときは中村さんだけでなく、櫻井編集長たちも走っていたのですが、誌面に採用されたのは中村さんだけだったようです。R80GSと風景のマッチングがよかったからでしょうか。
132ページ下の写真は、R1200GS RALLYのシュラウドについた水滴をとらえた一枚。大谷カメラマンがこんな印象的な写真を撮っていたことにヤマシタはまったく気づかず……。なのでここもお茶を濁して、本誌では掲載されてないカットを載せます。こちらは137ページに載っている冒険の旅メンバーの顔写真を撮影した場所で、かつてはのと鉄道七尾線が走っていた鉄道の廃線跡です。
BMW BIKES Vol.85 P133
P133の写真は後輪が巻き上げた水しぶきのキラキラが美しい一枚。走っているのはM.S.C. HARA代表の原豪志さん。大谷カメラマンはてっきりこっちに向かってくるカットを狙ってるのかと思いきや、走り去るところもしっかりと撮っていました。いっぽうヤマシタは……。これが一流と三流以下の違いってことです。
ちなみにこの場所、道幅が狭いのでUターンはこんな感じで全員協力してバイクを転回しました。
BMW BIKES Vol.85 P134-135
134ページの写真は、R1200GS RALLYを駆る原さん(左)とR1200GSを走らせる櫻井編集長(右)です。念のため書いておくと、道いっぱいに並走していますが、前方に松井さんがいて対向車の有無を確認しながらの撮影です。水しぶきから考えると、シャッターを切ったタイミングは大谷カメラマンとほぼ同じ。ヤマシタもなかなかのモンでしょ!
続いて135ページ上の写真。まっすぐに育つ杉の森を行くGSをとらえるには、大谷カメラマンのように縦位置の構図が最適ですね。森閑という言葉がありますが、GSの走行音はあるとはいえ、この言葉がぴったりの一枚です。
135ページ下の写真は、林道を抜けて山間の集落に入ってきたところをとらえた一枚。こちらも大谷カメラマンのシャッタータイミングとぴったり合ってますが、ヤマシタのはシャッター速度が遅すぎて先頭を走る新田さんが被写体ブレしてます。それに大谷カメラマンは望遠レンズで家屋の横あたりを通過するところを狙っているのかと思いこんでました。まだまだ修行が足りません……。
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