直前情報 5月13日-14日 全日本ロードレース選手権 スポーツランドSUGO大会
- 掲載日/2017年05月12日【トピックス】
- 文・写真/Keisuke Asakura
メインストレートを駆け抜けるJSB1000マシン達。SUGOのメインストレートは、最終コーナーを立ち上がると上り勾配10%という、空しか見えない急坂を駆け上がります。ライダーは、己とマシンを信じて、スロットルを引き絞るのです。
みちのくがアツく燃える!!
スポーツランドSUGOをS1000RRが疾走
来る5月14日、宮城県のスポーツランドSUGOで、MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦 SUGOスーパーバイク120マイル耐久レースが開催されます。BMW S1000RRを駆るエントラントは、フルエントリーの2チーム。#39 BMW Motorrad39の酒井大作選手と、#16 TONE RT SYNCEDGE4413の児玉勇太選手、武石伸也選手ペアの3人のライダーが挑みます。
このレースは、前戦SUZUKA 2&4 RACEと同様に、セミ耐久レースとして行われます。走行距離は120マイル、スポーツランドSUGOは1周約3.7kmですから、50周以上の長丁場となります。ライダーには速さだけでなく、フィジカル面の強さも求められる過酷なレースです。
また、ピット作業も見所です。燃料補給は必須ですし、タイヤ交換を行うか? ライダー交代を行うか?といった作戦も重要です。耐久レースはチーム戦、チームの総合力が問われるためエントラントは大変ですが、観客側としてはスプリントレースとは一味違った楽しみ方もできるのです。
この大会は、MFJ全日本ロードレース選手権シリーズでは、唯一となる東北地方での開催となります。会場のスポーツランドSUGOは仙台の西側にあり、東北地方の中心部に位置します。関東や北海道からも適度な距離、ツーリングがてら、S1000RRの応援に駆けつけてみてはいかがでしょう?
フォトTOPICS(写真点数/8枚)
01前戦SUZUKA 2&4 RACEでは、200kmのセミ耐久レースを独りで走り抜き、見事8位入賞を果たした酒井選手。今大会も1人でエントリー。前戦以上の好成績が期待されます。
02酒井選手は、一昨年の同大会では一時は2位を走行するなど、SUGOは何かと相性の良いコース。もはやトップテンの常連だけに表彰台に上がる姿を見せてもらいたいものです。
03児玉選手は、今年からチームを移籍しての2戦目。まだまだマシンのセッティングを煮詰めているところとのことですが、速さには定評があるライダーですから、爆発力に期待です。
04児玉選手とペアを組む武石選手。ライダーであると共に、チームのアドバイザーとして精神的な支柱の役割を担っています。武石選手の薫陶を受けた、児玉選手の成長も楽しみです。
05左から、武石選手、児玉選手、中本 郡選手。TONE RT SYNCEDGE4413は、この3人のライダーで鈴鹿8耐に挑みます。中本選手は、同チームから全日本J-GP2クラスに参戦しています。
06スポーツランドSUGOは全長3,737.5m、最大直線距離704.5m。13のコーナーと1つのシケインが設けられたテクニカルコース。高低差が69.83mと大きく、メインストレートの10%勾配は実際に目にすると、その急峻さに驚かされます。
07観戦ポイントとして人気の高いSPスタンド。40RのSPインと45RのSPアウトの二つのコーナーが短い直線で繋がれており、SUGOきってのテクニカルコーナーとして知られています。コースと観客席との距離が近く、大迫力のバトルが目の前で見ることができます。
08見逃せないイベントが「奥の松酒造サーキットバスツアー」です。レーシングコースをガイド付きのバスに乗って1周するという、またとない経験が楽しめます。開催日は5月14日、先着40名でチケット(1,500円)は当日販売のみとなっています。
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