BMWとMINIの世界を堪能する体験型販売拠点
BMW GROUP Tokyo Bayグランドオープン
7月9日、東京の臨海副都心にオープンしたBMW GROUP Tokyo Bay。敷地面積約2万7000m2と、BMWグループでは国内でも類を見ない大型施設は敷地内にドライビング・エリアを備え、ショールームという枠をはるかに超えたスケールでBMWとMINIの世界観をアピールする体感型販売拠点だ。
BMW GROUP Tokyo Bayは、ブランドによって建物が分かれており、BMWを扱うBMW Tokyo BayのBMWショールームには四輪車が28台、もちろんモトラッドの車両も10台展示されているほか、MINIを扱うMINI TOKYO BAYでは11台を展示している。また、車両展示以外でも、カフェスペースや各種サービスの受付カウンターなど四輪ディーラーとしての機能をしっかりと盛り込まれている。
外観も印象的なこの建物、デザインを手がけたのは代官山T-Siteの建築設計でも知られるクライン・ダイサム・アーキテクツ(KDa)で、BMWのCI(コーポレート・アイデンティティ)を尊重しながらもオリジナリティに溢れるデザインで、発展著しい臨海副都心エリアで新たなランドマークとして認知されそうだ。
BMW GROUP Tokyo Bayのグランドオープンに先立ち、ビー・エム・ダブリュー株式会社代表取締役社長のペーター・クロンシュナブール氏、さらにドイツ本国のBMW AGから取締役上級副社長のイアン・ロバートソン氏が記者発表会に登壇。ブランドの魅力を発信する大型施設の完成がもたらす、同ブランドのさらなる浸透に大きな期待感を寄せた。
ここでは、グランドオープン前日の7月8日に行われた報道関係者向けの発表会の模様と、施設の概要を大まかに説明していこう。
【施設概要】
- 所在地:東京都江東区青海2丁目2-15
- 最寄駅:新交通ゆりかもめ 船の科学館駅/臨海高速鉄道りんかい線 東京テレポート駅
- 展示車両:BMW 28台/MINI 11台/モトラッド 10台
- 試乗車:通常60~70台(最大100台)
- 駐車場:100台(ドライビング・エリアを使用した場合は最大300台)
フォトTOPICS(写真点数/22枚)
01発展を続ける臨海副都心にオープンしたBMW GROUP Tokyo Bay。正面にはダイバーシティ、斜向かいにはヴィーナス・フォートと、お台場でも屈指の人気を誇るエリアに位置する。
02報道関係者を招いた記者発表会に登壇したのは、ビー・エム・ダブリュー株式会社代表取締役社長のペーター・クロンシュナブール氏。
03ペーター氏は、体験エリアを備えた複合施設の完成によってブランドの魅力がより分かりやすく伝わる、と期待を寄せる。
04創業100周年を記念するプロジェクト「THE NEXT 100 YEARS」について、本国デザイン部門でエクステリア・クリエイティブ・ディレクターを務める永島譲二氏が解説を行った。
05永島氏は武蔵野美術大卒業後、欧州自動車メーカーを渡り歩き、88年からBMW AGのデザイン部門で市販車やコンセプトカーのデザイン開発に関わっている。
06続いて登壇したのは、BMW AGでBMWセールス&マーケティングおよびBMW Groupセールスネットワーク担当 取締役上級副社長のイアン・ロバートソン氏。
07BMW i やVR(ヴァーチャル・リアリティ)など、次世代の先端技術もここでは体感できると力強く話すイアン氏。
08BMW GROUP Tokyo Bayのエントラントで行われたテープカットセレモニー。後ろに見える特徴的な建物がセンター棟だ。
09エントラントを入ってすぐ右手のカフェスペースには名車R69Sが鎮座していた。
10延べ床面積7,176m2とBMWグループでは国内最大規模のショールーム。ここドライビング・ギャラリーは80mに渡ってBMW iとBMWの最新モデル20台を展示する。
11この日から7月10日までは、オープン記念として写真の507ロードスターをはじめ、イセッタなどヒストリックカーも数多く展示されていた。
12ヒストリック・モトラッドの展示も。R100RS、R80G/S Basic、R25などエポックメイキングなモデルがずらり。
131923年、BMWが初めて製造したモトラッド、R32も展示されていた。BMWの100年の歴史を語る上では外せないモデル。
14自然光が差し込む明るいショールームは、Mブランドとモトラッドのブース。施設内ではもっともスポーティなエリアだ。
15ロードスター、アドベンチャー、ツアラー、スーパースポーツ、アーバンと各セグメントの車両が常時10台展示されている。
16この日は、先ほど発表されたBMW100周年記念のグラフィックが施された限定車が展示されていた。各車とも爽やかなカラーリングだ。
17BMWのオーダーメイドプログラムが持つ世界観を再現した「BMW Individual Workshop」。最高級の牛革を駆使した職人技を堪能できる。
18エントラントを入って左側はMINIブランドを堪能するMINI TOKYO BAY。BMWとは違ってモノトーンでまとめられた内装がクール。
19クラブマン、カブリオレ、クロスオーヴァーとバリエーションを拡充するMINIのモデルたち。常時11台が展示される。
20チューニングショップをイメージした「ジョン・クーパー」コーナーでは、ホイールやサスペンションなどのパーツも取り扱う。
21ゆったり座れるソファーを備えたカフェスペースはエントラント正面に設置。広い館内を楽しんだあとにひと息つくこともできる。