TOMO の第3回 SSTR 2015 参加レポート
- 掲載日/2015年06月12日【トピックス】
- 取材協力/SSTR運営委員会BMW Motorrad Japan 文/TOMO 写真/SSTR運営委員会、TOMO
SSTR は、石川県羽咋市の千里浜を目指して走るツーリングイベント。ゴール地点には、ダカールラリーをイメージしたゲートが設置されます。そして今回、ここを目指して東京のお台場を出発。松本と高山を通るルートをチョイスしました。
第3回 SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)
900 人超のライダーが太陽とともに千里浜に集う
2015年5月30・31日に、3回目となる SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)が開催されました。これは、オートバイ冒険家である風間 深志さんがプロデュースするイベント。30日の “日の出” 以降に日本列島の東海岸(太平洋や瀬戸内海等)をスタートし、同日の “日没” までに石川県羽咋市にある日本で唯一砂浜を走れる公道『千里浜』にゴールするというものです。
スタート地点は、海と朝日が見える場所ならどこでも OK。そこから日本列島を横断して、途中のサービスエリアや道の駅のスタンプを集めながら日本海側の千里浜を目指します。どんなルートを通るかは自由。各々テーマを決めて走ったり、道中を楽しんだりと、ルールがありながらも無限の楽しみ方ができる自己完結型のラリーイベントなのです。回を追うごとに参加者が増え、今年は 900 人以上のライダーが全国各地から千里浜に集結しました。ここでは、実際にライダーとして参加し、走破した TOMO による参加者目線のレポートをお届けします。
フォトTOPICS(写真点数/24枚)
01TOMO の相棒は、R 1200 R。まずは車体の目立つところにゼッケンステッカーを貼ります。これは申し込み完了後、ガイドブックなどと一緒に事前に参加者へ直接送付されるもの。
02スマートフォンや携帯電話のカメラで海を背景にして撮影します。場所と時刻がわかるよう、GPS 機能をオンにしておきます。この写真を添付して、SSTR 事務局に送信したらいよいよスタート。
03走行距離の記録用に、スタート前のオドメーターの写真も撮っておきます。おや? バイクが空腹のようです。いきなり準備不足が露呈していますね。この先、大丈夫でしょうか。
04ちなみに今回の SSTR は1人ではなく、女性ライダー2人と参加しました。ドゥカティ ジャパンのマーケティング担当者とニューモデルのドゥカティ スクランブラー。女3人、ワイワイ賑やかなツーリング・ラリーです。
05ライダーのエネルギー補給も大切。高速道路に乗ったら、サービスエリアで朝食です。これから先、道中は長いけど……まだまだ余裕の表情。あまりのんびりしていると、あとが辛くなりますよ。
06SSTR ハンドブックに、高速道路のサービスエリアや道の駅にあるスタンプを押していきます。5つ以上の都道府県にあるスタンプを押すことが完走条件のひとつ(高速道路を使わない場合は3つ以上)です。
07諏訪湖は “恋人の聖地” なんだそうです。理由はわかりませんが。そんな場所での不思議なハイテンションも理由は不明です。とにもかくにも、女3人旅は楽しいということです。
08途中、わたしの連載 Blog を読んでくださっている masayuki さんに偶然お会いしました。走行写真にもチャレンジしてみましたが、素人による思いつきゆえ、ボツ写真を大量生産しただけでした。
09道の駅に立ち寄ると、必ずといっていいほど、SSTR 参加者に会います。同じ目的を持って走っているという一体感と仲間意識が生まれ、自然と交流がはかれます。これも SSTR の魅力のひとつ。
10遠くの山々に、わずかに残雪があります。1カ月ほど前に同じ道を通ったときよりもずいぶんと雪は減り、緑は濃くなっています。季節は常に移ろっているということですね。
11松本から安房峠を越え、高山へやってきました。飛騨といえば『さるぼぼ人形』が定番土産。たくさんの色があって、それぞれ意味が違うそう。黄色は金運、ピンクは恋愛運などなど。
12もうひとつ、飛騨といったら『飛騨牛』は外せない! お昼ごはんは、豪華に『飛騨牛ロースのひつまぶし』です。おいしいものを食べるときって、ついついスマートフォンで写真を撮っちゃいますよね。
13BMW での参加者もたくさんいましたよ。早朝からのロングランは、楽なものではありません。R 1200 GS や R 1200 RT など、快適で走破性の高い BMW は、SSTR のようなツーリングイベントにピッタリなのです。
14疲労や睡魔、雨と戦いながら、日没ギリギリにゴール。日本海に沈む夕日は雲に隠れてしまっていたけど、千里浜入口に着くこと、雨は幾分小降りになり、安堵感と充実感にあふれた感激の瞬間です。
15日没後には花火も打ち上げられ、完走した参加者へのお祝いムードを一層高めてくれました。13 時間、460km ほどの旅は長かったような、あっという間のような1日でした。
16完走者には、主催者である風間さんより、完走の証『フィニッシャーズバッジ』がひとりひとりに手渡されました。熱い握手を交わし、完走を讃えてくれました。
17ゴールエリアでは、羽咋特産の神子原米を使ったおにぎりや、地元で採れた貝汁が振舞われました。神子原米は『全国おいしいお米ベスト3』に入り、ローマ法王に献上されたこともあるそうです。
18参加者が宿泊する施設ではトークショーが開催されました。たとえば、国立能登青少年交流の家のゲストは中野 真矢さんと古澤 恵さん。風間 深志さんは複数の会場を “はしご” 出演。ビールを飲みながら、旅の余韻に浸ります。
1931日は千里浜で完走祝賀会です。ステージでは、表彰式や抽選会、引き続き鈴木 忠男さん、賀曽利 隆さん、中野 真矢さん、古澤 恵さんのトークショーなどが行われました。
20スペシャルゲストとして、ぐっさんこと山口 智充さんが登場。ステージ前までバイクに乗って颯爽と登場し、SSTR の道中で考えたというテーマソングを披露してくれました。
21会場で私に声をかけてくださったかたのひとり、OKU さん。私の普段の愛車と同じ K 1300 R で参加。以前、イベントで配ったキーホルダーを「使ってますよー」と見せてくださいました。
22日本で唯一、波打ち際を走れる道『千里浜なぎさドライブウェイ』は、毎年1メートルほど砂浜が後退しているそう。『一人一砂運び運動』で、微力ながらも環境保全活動を行いました。
23今回のエントリーは 913 台&955 人。参加するのはけっして楽なイベントではありませんが、それぞれに新たな出会いやドラマ、自信につながる経験があったことでしょう。
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