試乗レビュー写真速報 S1000R(2014)
- 掲載日/2014年06月09日【トピックス】
- 取材協力/BMW Motorrad Japan 取材・写真・文/山下 剛
左右非対称のフロントフェイスは、もはや BMW のお家芸。車体右側の六角形がポジションランプとロービーム、車体左側のプロジェクターがハイビームとなる。
S1000RR 直系のネイキッドは
BMW の優等生的ストリートファイター
2009年、BMW はそれまでの概念を壊すようなモデルを発表した。水冷直列4気筒エンジンをアルミツインスパーフレームに搭載するスーパースポーツ『S 1000 RR』だ。SBK(世界スーパーバイク選手権)参戦のホモロゲーションモデルとはいえ、日本メーカーのお家芸といってもいいエンジンと車体構成は、国産4メーカーに対する挑戦状のようですらあった。事実、2012年にはマニファクチュアランキング2位を獲得し、ホンダ、カワサキ、スズキを抑えこんでいる。
2014年現在、1,000cc スーパースポーツの中で、ストック状態での戦闘力がもっとも高いといわれているのが S 1000 RR だ。本国仕様の最高出力はクラス最大の 193ps を誇り、プライベーターが選ぶレーサーとしての注目度も高い。2014年のマン島 TT では、マイケル・ダンロップがスーパーバイク、スーパーストック、シニアの3クラスで優勝を決め、BMW に 75 年ぶりとなるマン島 TT での勝利&制覇をもたらした。
そんな背景がありつつ、『S 1000 R』は、2013年のミラノショーで発表された。BMW の歴史を塗り替えたスーパースポーツのフェアリングを剥ぎとり、ストリートでのパフォーマンスを高めたネイキッドモデルだ。最高出力こそストリートに合わせて下げられているものの、異径2灯ヘッドライトやサイドカウルを中心とするフェアリングが織り成すスタイリングは S 1000 RR のイメージをそのまま踏襲しており、世界の舞台で実績を残したスーパースポーツ直系であることを強烈にアピールする。
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