BMW Motorrad 首都圏ディーラー『どろんこ祭 2010』in 富士ヶ嶺
- 掲載日/2010年10月22日【トピックス】
- 取材協力/BMW Motorrad metro 取材・写真・文/山下 剛
富士山のふもと、富士ヶ嶺オフロードに集まったたくさんのGSたち。OHV-GS も多くやってきて、さながらGS博覧会といった趣き。なかにはスクリーンをはずして気合満タンのGSの姿も見られた。
“どろんこ”エキスパートもビギナーも
起伏に富んだオフロードコースを BMW で走る!
毎年恒例、好評を博している BMW Motorrad metro(首都圏ディーラー)主催のオフロード走行会『どろんこ祭』が、今年も『富士ヶ嶺オフロード』を舞台に開催されました。このイベントは2004年の第1回目から今年で6回目を数え、新旧 GS をはじめとするエンデューロモデル・オーナー達が集い、思う存分オフロードを楽しめるものです(もちろん BMW 以外のモデルも参加オッケー)。
開催当日の10/17(日)は、普段ダートを走り慣れていないビギナーも、ガンガン攻めたいエキスパートも、ダートを走って適度に汗をかくには程良い天気となりました。とくにビギナーには、松本充治さんと吉友寿夫さんによるライディングスクールも行われ、GS ワールドの第一歩を不安なく始めることが出来たのです。ひたすら走るも良し、オフロード・ビギナーのためのプチ・ライダートレーニングでどろんこに親しむのも良し。カラッと乾いた空気の中、富士の裾野で繰り広げられるどろんこ祭は、終盤のヒルクライム競争、ジャンケン大会でお開きとなりました。
では、今年の『どろんこ祭』の様子を写真でご紹介しましょう。
BMW Motorrad 首都圏ディーラー Presents 「どろんこ祭 2010」 in 富士ヶ嶺
- 主催/BMW Motorrad metro
- 開催日時/10月17日(日) 09:00-15:00
- 開催場所/富士ヶ嶺オフロード
フォトTOPICS(写真点数/17枚)
01前を行くのは R80GS Basic、追っているのは R80G/S。OHV-GS の始祖と末裔のコンビですね。どちらのGSにもオーナーの並々ならぬ“GS愛”が込められていて、コンディションも良好、カッコいいGSなのです。
02こちらは R100GSPD、通称「パリダカ」です。燃料35リットルも入るビッグタンク(現行アドベより2リットルも多い上に小物入れまである!)を装備する重量車ながらも、ダートコースを豪快に駆け抜けていました。
03こちらの R1100GS は、遠路遥々やってきたライダーのひとり。着ているジャケットの腕部分にウィングマークが見えるのはご愛嬌ですね。転倒もしたみたいでしたが、それも含めてGSライディングを楽しんでいた様子。
04坂道というのは写真に撮るとその角度がわかりにくくなってしまいます。この上り坂も20度以上ある急峻なもので、しかも緩い右カーブになっているから難度は見た目よりも高い。バランス感覚を問われる場面なのです。
05富士ヶ嶺オフロード周回コースのハイライト、急峻なヒルダウン! 最大傾斜角はおそらく40度近く、今まさに G450X が駆け下りているところがもっとも怖い。その感覚は下りるというより“落ちる”と言いたくなるほど。
06ビギナー向けに開催されたライディングスクールでは、松本充治さんと吉友寿夫さんのレクチャーを受けられました。2人とも「わかりやすい」と評判のインストラクターですから、タイヤが滑ることに対する不安はすぐに消えるのです。
07こちらはビギナーコースにあるギャップ区間。前後サスとアクセルワークを問われる場面ですね。この日は HP2 Enduro もたくさん走っていたし、後ろにいるシングル F650GS も多くやってきてましたよ。
08ランチタイムに行われたデモンストレーションライディング。こちらは HP2 Enduro で砂煙をあげる松本充治さん。フラットツインの105psを解き放つ松本さんの豪快な走りを間近に見られるのは大興奮!
09同じくデモライド、こちらは吉友寿夫さん with アドベの図。260kg超の重量バイクでも、吉友さんにかかればスイスイと走ってしまう。その姿は、巨大な象を意のままに操る猛獣使いのようにも見えたのです。
10昼休みになったら、汗を拭きつつケータリングのランチに舌鼓。ココナツの効いたまろやかな(でもしっかり辛い!)カレーに、コーンやトマト、オクラ、ピーマン&パプリカ、チキンを好きなだけ盛ってガッツリ食う!
11ランチも済んでのまったりタイムに記念撮影。こちらはバイクハウスフラットのテントの様子。おっと、よく見れば今年のGSトロフィー日本代表の中井善男さん、数々の海外ラリー経験を持つ田中正一さんの姿が!
12今年で6回目の開催となり、すっかり恒例行事となった『どろんこ祭』、今年の参加記念ステッカーはこんなデザイン。飛び跳ねたドロのデザインがリアルで、思わず指でぬぐってしまったのはナイショです。
13豪快なドリフト走行! これがコーナリング出口だったらよかったのですが、実はヒルクライムコンテストでのひとコマ。開けすぎたアクセルに反応した車体は、ライダーが意図せぬ方向へ…。この後、岩だらけのラインを苦労して上がってました。
14こちらもヒルクライムのひとコマ。ちなみにこの上り坂は、徒歩で上ろうとしても足が滑ってままならないほどの急坂、そして滑りやすい路面状態。トラクションを失わない、絶妙なアクセルワークとバランスワークが必要なのです。
15だから、ちょっとアクセルワークをミスるとバイクが横を向いてしまい、その結末は…。残念ながら転倒してしまいましたが、大切なのはチャレンジする心ですね。巨体のアドベで急坂に挑む、その心意気に拍手!
16一日たっぷりと走った後は、お楽しみのジャンケン大会。主催のBMWディーラーからはもちろん、協賛のグリップ商事、レイト商会、ツラーテックジャパン、トーヨー産業からも賞品が提供され、大いに盛り上がってました。
17「どろんこ!」「まつりー!」の合言葉で撮影した集合写真。集まったGSライダーはおよそ100名で、女性の姿もチラホラと見られました。それにしても、GSライダーには元気な人が多い。取材するだけでそのパワーをもらえた気がします。
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