VIRGIN BMW | MMM(HP2 MEGAMOTO MEETING)レポート トピックス

MMM(HP2 MEGAMOTO MEETING)レポート

  • 掲載日/2010年05月06日【トピックス】
  • 取材協力/MMM 参加者のみなさん  取材・写真・文/田中ゼンスケ
HP2 Megamoto オーナーズ・ミーティングの画像

浅間山を背景に並べられた9台のメガモト。壮観です。これだけの数が集まるメガモト・オンリーのミーティングは、間違いなく日本最大規模でしょう。世界的に見ても珍しいかも。

おそらく日本初! きっと世界最大級!?
HP2 Megamoto オーナーズ・ミーティング

High Performance (ハイパフォーマンス)ラインの2番目のモデルとして、2007年に受注生産限定で販売された HP2 Megamoto (メガモト)。BMW Motorrad の技術者たちが「公道を走行出来る、他のあらゆる2気筒マシンをも凌ぐ世界最強のスーパーモト・マシン」をコンセプトに、一切の妥協を廃し、最高の性能を盛り込んで造り上げられた純粋なオンロード・マシンです。

限定生産、斬新なコンセプトだけあって、その存在はかなり異質なもの。そんな熱い情熱が注ぎ込まれたメガモトを所有する日本でも数少ないオーナーたちが、インターネットやディーラー、知人の紹介でネットワークを広げ、ミーティング開催の運びとなりました。その名も【 MMM 】(HP2 MEGAMOTO MEETING)。季節は4月末、ロケーションは軽井沢方面、キャベツのシーズンにはひと足早い「つまごいパノラマルート」を走りましょう、というもの。そこで、ストリートのトップエンドに位置するメガモトを駆るオーナーとはいったいどんな人たちなのか? と、潜入取材を敢行しました!

集まったメガモトは9台(!)。実際にお会いしたオーナーさんたちはじつに朗らかで、高性能なマシンを自分仕様にモディファイし、ほとんどの方がストリートからツーリング用として楽しんでいました。メガモトはそのキャラクター上、オプションパーツや専用パーツがほとんど無く、各々工夫を凝らしたカスタムが見られ、参加者同士、初対面ながら早速情報交換で盛り上がり、軽井沢の快走路を存分に走り、楽しんでいました。当日は絶好の天気にも恵まれ、雄大な景色を眺めながら快走ツーリングとなったわけです。ちなみに集まったメガモトは9台中9台が ETC を搭載。

その記念すべき第1回【 MMM 】の様子を、フォトギャラリーでご紹介しましょう!

第1回 MMM(HP2 MEGAMOTO MEETING)

  • 主催/KAZZ さん
  • 開催日:2010年4月25日(日)
  • 開催場所/軽井沢方面

フォトTOPICS(写真点数/41枚)

HP2 Megamoto オーナーズ・ミーティングの画像
01軽井沢のコンビニエンスストアで9名全員が合流。東京、埼玉、千葉、神奈川、長野、愛知と、各方面からメガモト・オーナーが集結。
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02全員が揃ったところで移動。この時期一番の好天に恵まれ、浅間山の麓を目指します。
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03「浅間 六里ヶ原休憩所」にて一旦休憩。初対面の方もあるので、ここであらためてご挨拶。真ん中の方が MMM 発起人の KAZZ さんです。
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04自然と撮影会がスタートします。この風景を見たら当然の流れですね。
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05「鬼押ハイウェー」経由「浅間-白根火山ルート」を快走して万座方面へ。
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06料金所に並ぶメガモトの群…。
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07まだ雪の残る「万座ハイウェー」では、メガモトを右へ左へスウィングさせるのに適度なコーナーを楽しみながら、標高を上げて行きます。
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08「つまごいパノラマライン」の北ルートから南ルートへ。信号も無く交通量もほとんど無し。アップダウンの高速コーナーが連続し、こちらもメガモトには楽し過ぎるルートです。
HP2 Megamoto オーナーズ・ミーティングの画像
09買って間もないメガモトで初ツーリングの “SHINYA” さんもゴキゲンな様子。普段は都内を走ることが多いそうですが、今回のミーティングで改めて山岳地帯の似合うバイクだと認識されたとか。「打てば響く車体は、ワインディングで羽を伸ばしてあげる方がコンセプト通りですモンね。信州にかよっちゃいそうです!」とのコメント。
HP2 Megamoto オーナーズ・ミーティングの画像
10一番の注目を集めていた “シロー” さんのパイクス・ピーク・レプリカ。M カラーもさることながら、シート下のサブタンクや Wunderlich 社製のハンドプロテクター、ブレーキ/クラッチレバーが際立っていました。
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11メガモトに積載性を望むなら、市販製品を使った工夫が必要です。実際に買って取り付けてみないと分からないようなことも、同じ車種に乗る者同士だからこそ、とても有益な情報交換になります。
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12荷物の積載にはサイドバッグかリアバッグ、小物はタンクバッグというのが定石のようです。
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13タンクバッグでは、CORTECH 社製の小振りなモノが最もしっくりと収まっていました。
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14こちらはデグナー製。吸盤の位置が動かせるタイプで、タンクカバーの凹凸やパネルの合わせ目を避けて取り付けが可能。「もう少し小振りな方が良かったかも?」 とはオーナーさんのご感想。これも取り付けてみないと分からないことですね。
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15BMW Motorrad 純正 の HP2 エンデューロ/メガモト用リアバッグ。ソフト・タイプで自立しないので、空荷でも形状が変わらないセミハード・タイプがあれば最適ですね。
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16TOURATECH 社製の HP2 用ラゲッジラック。同社製のバッグと組み合わせて装着が可能。専用アイテムなので見た目にも違和感なし。
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17ISOTTA 社製のメガモト専用スクリーン。メガモトの特徴的なルックスは大きく変わってしまいますが、長距離高速移動には効果アリ。
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189台中4台に装着されていた内圧コントロールバルブ。走りに大きな違いが現れるチューニングパーツです。写真は開発者である NAG SED (ナグ・エスイーディー)製 “元祖” クランクケース内圧コントローラーです。
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19こちらは同じ機能パーツでも、見た目の美しさにこだわった AERA 製のモーターブレースシステム。
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20プチカスタム? 削り出しのシフトペダルはブーツを傷めてしまうので、市販のカバーを被せているオーナーさんも。
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21おそらく今回一番の “大物” パーツでしょうか。ワイバンの最高峰モデル、オールチタンのフルエキゾースト・マフラーです。
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22machineartmoto (マシンアートモト)社製のシリンダーヘッドカバープロテクター。コストパフォーマンスの高さで徐々に普及しつつある輸入製品です。
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23こちらも machineartmoto 社製。転倒したら確実に損傷する場所に装着するファイナルケースガードです。外観を損なわないデザインがいいですね。
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24ハンドルバーを交換し、ハンドガードを取り付けた例。色も形状も種類が豊富なZETA のテーパー状ハンドルバーで、ポジションをややアップライトに。グリップの取り付けに若干の加工、それにモノによってはホースの延長が必要となります。
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25走行風の直撃を少しでも緩和したいと装着された ACERBIS のシングルマウント・ハンドガード。ノーマルハンドルに装着する場合は加工が必要です。
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26Wunderlich 社製のハンドプロテクターとブレーキ/クラッチレバーを装着した例。クリアボディがオシャレ。
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27約7L増しのサブタンク。HP2 エンデューロ用ですがメガモトにも装着可能という例。メインタンクが空になると補給するシステムになっているようです。給油にはシートを外す必要があるため、シート固定ネジはクイックファスナーに変更してあります。
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28何気にヘルメットホルダーまで。R1150シリーズのオプションパーツだそうです。取り付け箇所は車体右側、リアサスペンション脇のフレームが丁度いい様子。
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29朝も早くから走り続け、快走路を目一杯駆け抜けて遅めのランチ。嬬恋村のキャベツ畑の真ん中にあるイタリアン・レストラン『嬬恋高原ブルワリー』にて。4月に夏季営業がスタートしたばかり、しかもお昼過ぎということもあってほぼ貸切状態です。オススメはピッツァとパスタ、ポテトにソーセージ、あ、それにデザートも…。ドリンクはもちろん “KIRIN フリー” です。
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30美味しそうなイタリアン料理に思わずパチリ。見て良し食べて良しの満足ランチです。
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31パリパリのクリスピー・ピッツァは1枚ずつ釜で焼かれます。
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32ツーリングで気を遣う給油のタイミング。メガモトのタンク容量は約13Lで、残量がだいたい半分を切ると警告等が表示されます。120~130km 毎に1回の割合で給油するのが無難。
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33ネット上やディーラー、知り合いからの情報だけで集まった9台のメガモト。それぞれオーナーさんの意向によるカスタムが施されていましたが、総じて言えるのは、メガモト本来の機動性やスタイルを極力損なわないようにしながら、長距離移動の快適性や積載性を向上させようという工夫が見られました。
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34MMM 発起人の KAZZ さん(埼玉県)。アフターパーツがほとんど無い稀少モデルに関する情報交換を目的として、「同じメガモト乗り同志、楽しくやりましょう!」と自身のブログで仲間を募っています。ラフ&ロードのSS向けサイドバッグを取り付けて荷物を収納。machineartmoto 社製のシリンダーヘッドカバープロテクターを装備しています。
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35最年少オーナーの “つばさ” さん(愛知県)、24歳です。この日は片道 300km の距離を走って来ました! メガモトの 300km は、例えば RTの 1,000km に相当すると言っても過言ではないと思います…。BMW のエンジニアが「自分たちが乗りたいバイクを造った」というフレーズに共感して購入したとか。いやー、元気です。
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36当日、快走ルートを先導してくれた “ヤマ・TO” さん(長野県)。スタイルに惚れて購入したたメガモトは、もっぱら「ワインディングのちょい乗りに」という羨ましい環境で楽しんでいるとか。CORTECH 社の小振りなタンクバッグはメガモトにぴったりなんですね。ウェアやブーツなど、オーナーさん自身が身につけているものもキマっています。
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37【 BMW BIKESヒミツ集会 in もてぎサーキット 】(2009年8月22日開催)にも駆けつけてくれた臼杵さん(千葉県)。あれからスクリーンを追加装備し、「スタイルは若干スポイルされた」とは言うものの「高速道路の移動が楽になった」と、効果を実感。またリアバッグをキャリアにビスで取り付けたのも、実用性を重視した結果。
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38「メガモトはツーリングに使いたい」と購入した “TKD” さん(埼玉県)。ZETA の 3×3 ハンドルバーへ交換することでややアップライトにし、ACERBIS のハンドガード、ISOTTA 社製(伊)専用スクリーン、ゴールドウィンの振り分けバッグなど、市販製品を駆使して自分仕様に仕上げています。これまでキャンプツーリングにも行かれたとか。
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39ワイバンのフルエキ、NAG SED のクランクケース内圧コントローラーを装着し、“走り” の快適性向上が見られる小倉さん(東京都)のメガモト。購入のきっかけはオートバイ雑誌『クラブマン』(休刊中)の BMW 特集記事を見て。荷物はタナックスのタンクバッグと HP2 エンデューロ/メガモト用リアバッグでコンパクトにまとめていました。
HP2 Megamoto オーナーズ・ミーティングの画像
40メガモトは今年の2月に中古で購入したばかりの “SHINYA” さん(東京都)。H-D スポーツスターからの乗り換えで、当初はニーグリップや下半身ホールドなど、これまでと違ったマシン操作に筋肉痛を味わったとか。メガモトのレアな存在と軽快な走りにはとても満足している様子。前の持ち主によるサスペンション・セッティングの最適化が施されています。
HP2 Megamoto オーナーズ・ミーティングの画像
41参加者の中で唯一、スペシャル・ペイントが施された “シロー” さん(神奈川県)の【 HP2 Megamoto Pikes Peak Replica 】。国内販売台数40台の特別限定車です。BMW 伝統の M カラーにブラックアウトされたボクサーエンジン。シートの文字は刺繍。さらにアンダーシート・サブタンク、クリアボディのハンドガードなども装着。この日の積載はバックパックを使用しており、今後は「もう少し車体バランスを考えながらツアラー風味を加えていこうかと画策中」とのこと。
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