2009 もてぎマスターズ7時間耐久ロードレース“もて耐マスターズ”【BMWバイク】編
- 掲載日/2009年09月10日【トピックス】
- 取材協力/株式会社 モビリティランド
ツインリンクもてぎ
写真/磯部 孝夫、VIRGIN BMW×BMW BIKES編集部 取材・文/田中ゼンスケ
ついにこの日(決勝)を迎えたメガモト・レーサー。試行錯誤、紆余曲折、ハプニング…いろいろあったものの、BMWが大好きなスペシャリストが集結し、メガモトで耐久レースに参戦するという一大イベントを迎えた。
今年もBMW で、もてぎ7時間耐久ロードレースに挑戦!
HP2 Megamoto & R 1200 Sが“もて耐マスターズ”に参戦!
2009年8月22日(土)に開催された“もて耐マスターズ”に、昨年HP2 Sportで参戦し、“もて耐”史上初となる外国車優勝を遂げたTrasチームが、今年は【#135 Tras & elf Racing】として参戦しました。マシンはBMW HPシリーズのMegamotoです。
ディフェンディング・チャンピオンというプレッシャーを跳ね除け、あえてサーキット走行に不向きなサスペンション設計のメガモトを選び、7時間の耐久ロードレースに挑む! この“もて耐”参戦へ向けた奮闘記は、メガモト・レーサーの外装を製作するカーボン職人【Tras】新田さんのコラム『HP2 Megamoto “もて耐”参戦記』を見ていただくとして、ここでは“もて耐マスターズ”に参戦した、2台のBMWの様子をご紹介しましょう。
エンデュランス・カーニバル 2009 もてぎマスターズ7時間耐久ロードレース “もて耐マスターズ”
- 主催/株式会社モビリティランド ツインリンクもてぎ、エム・オー・スポーツクラブ(M.O.S.C.)
- 会場/ツインリンクもてぎロードコース(1周 4.8013 km)
- 開催/2009年8月22日
フォトTOPICS(写真点数/29枚)
01【#135 Tras & elf Racing】と【#137 チーム・モトパーク】が入るピットから、スターティング・グリッドへ向かう2台。チームの仲間たちには「いよいよだ…」という緊張した表情が見られる。
02第1スティントは小川さん。しかし“もて耐”を走るマシンの中でも、このメガモト・レーサーのシルエットは独特。メチャクチャ速く走る“巨大な牛”です。
03スタートは耐久レース通例のル・マン式。今年で12年目を迎える世界最大級の草耐久レース“もて耐”の伝統風景だ。
04午前10時、全車一斉にスタート! これから7時間のドラマが繰り広げられる。
05もの凄く荷重が載って安定した走りを見せる小川さんの後姿。見ている方も安心です。
06正面から見るとメガモトのマッチョなボディがより際立っている。これに追いかけられたら恐怖ですね。
07BMWは、実は安定した旋回を得意とするコーナリング・マシン。どっしりと存在感のある低重心、左右に張り出したシリンダのおかげでバツグンの安定感を生むのです。
08速い速い! グングン順位を上げていくメガモト・レーサー。ちなみに装着している外装にノーマル・パーツは一切ありません。すべてTrasオリジナルのカーボン製です。
09「どの角度から見てもメガモト」とわかるよう、Trasオリジナルのカーボン・パーツは、シルエットにも特別こだわって創られている。
10ホームストレートを快走するメガモト・レーサー。SSマシンと比較してしまえばスペック面では到底及ばないものの、スタートから1時間経過時には2位に浮上、数分後ついに…!?
11「昨年の優勝チーム【#135 Tras & elf Racing】が現在1位になりました!」というアナウンスにピット内は歓喜の声が! モニターに映るランキングを見て大興奮!
12「ぼくはバーハンドルじゃなきゃ乗りたくないんですよネ」と言うフラットツイン・レーサーのベテラン、近藤さんの走り。2分14秒台で順調に周回。
13「BMWバイクはオヤジバイクなんかじゃない!」と言う武藤さんの走り。何年も前からBMWバイクでのレースを盛り上げ、遂にはワンメイクの草レースを立ち上げた張本人。
14とても気持ちよさそうに走っています。そもそも「愉しみながら参戦しようゼ!」とTras 新田さんと盛り上がり、車両も昨年総合優勝を獲得したHP2 SportではなくMegamotoを選択。今年は監督ではなくライダーとして挑戦です。
15「???…」ま、カワイイので。
16【#137 チーム モトパーク】も大健闘!
1760歳を過ぎてから草レースを始め、毎年“もて耐”に参戦しては『最年長ライダー賞』の記録を更新する八木原さん。
18スリップダウン!!!!!
19グラベルにシリンダが突き刺さって車体が止まった…? 幸いフロントスクリーンが脱落した程度で走行に支障は無く、この後も走り続けて見事完走。BMWはタフですね。
20転倒直後、ガックリと肩を落とす八木原さん。怪我が無くてなによりです。「やっちゃったよ~」と苦笑いで言いながら、結局最後まで走り続けました。まさに鉄人。
21快走を続けるチーム モトパークのR 1200 S。一方メガモト・レーサーは…。
22残念ながら走ることが出来なくなってしまったメガモト・レーサー。4時間04分36秒、ラップ100周を記録し、沈黙しました。レースが終わるのをじっと待ちます。
23メガモト・レーサーを走らせた4名のライダーたち。左から小川さん、近藤さん、鶴岡さん、武藤さんです。みなさんお疲れ様でした。
24午後5時、マシンを押してチェッカーフラッグを受けました。ハンドルを握るのは武藤さん。
25みなさんお疲れ様でした! 今年も愉しませていただきました! 来年も(?)期待しています!?
26ピット裏の向い、第1パドックにはBMW Motorrad Japan のテントが設置され、来年日本でも発売予定のBMW S 1000 RRを展示。すでにSBKで活躍しているBMW Motorradのスーパーバイクだ。
27“知る人ぞ知る”BMW Motorrad の意外(?)なマシンに、道行く人たちの中にも関心を寄せる人とそうでない人とに別れる。詳細は明らかに出来ませんが、じつはと~ってもスゴイんですよ? コレ!!
28マーシャル・マシンとして“もてぎ”を走っていたBMW S1000RR。ライダーは…。
29サーキットを華やかに彩る…ただのサービスカットです(オトコ目線)。
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