VIRGIN BMW | BMWバイク プロに聞く購入ガイド R1200GS(2004-) トピックス

BMWバイク プロに聞く購入ガイド R1200GS(2004-)

R1200GS(2004-)の画像

ボクサーエンジンを搭載したGSシリーズのフラッグシップのモデルです。1200ccという大排気量ながらエンジンにはバランスシャフトが組み込まれ、振動はごく少ないのが特徴です。オフロードでの卓抜した性能はいうまでもありませんが、オンロードでもスポーツバイク顔負けの走りを見せることが可能です。

旅の”道具”としての性能を詰め込んだ
サバイバルというにふさわしいモーターサイクル

多くのモデルがラインナップされる中で、「GSシリーズ」は独特の存在感を放っています。エンデューロから生まれた、という経緯から「陸」であれば走れないところはない、そう言い切っても過言ではありません。世界を旅するツーリングライダーが「GSシリーズ」を選択するのには実績と信頼性が裏打ちされているからなのです。そんな特徴的なモデルだからこそ、多くの熱狂的なGSファンは世界中にいます。

世界でもっとも山野が似合うバイク、BMW「GSシリーズ」に興味を持たれた方、ようこそ「ゲレンデシュポルト」の世界へ。シティユースでも、オフロードでも、オールラウンドなシーンで「走る喜び」を与えてくれる「GSシリーズ・ワールド」があなたを待っています。ここでは、そのGSシリーズのフラッグシップとも言うべき「R1200GS」について、その魅力をご紹介してまいります。じっくりとお読み下さい。

大胆なシルエットが
若い人々を中心に人気

R1200GS(2004-)の画像

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斬新でいてオシャレなルックスは、1200GSでさらに強調されました。特にカウルはシャープなイメージを強調しています。ちなみに、シャープになったことでタンク容量は前代R1150GSの24リットルから20リットルへと縮小されましたが、燃費が向上しているために航続距離はほとんど変わりません。

見た目だけではありません。巧みなカウリングとウインドスクリーンによって、高速道路での風防性能も高く、長距離でも疲れないのが特徴です。さらに、R1150GSから比べて30kgもの大幅な軽量化がなされているので、非常に扱いやすくなっています。特にハンドリングは軽くオンはもちろん、オフでも軽快なライディングを楽しむことができます。質実剛健。その意味を改めてお確かめいただけるマシンといえるでしょう。では、さっそくそれぞれの機能についてご紹介していきます。

充実のエンジンパワーを支える
陰の立役者たち

新型ボクサーを搭載し、100psを誇るパワーを得たR1200GS。しかし、それだけではありません。BMWのお家芸といえる機能がエンジンパワーを引き立て、ライダーをサポートしてくれます。R1200GSがオンではスポーツマシン顔負けの走りを見せ、オフでは道なき道を走り抜けるのは、この機能たちのおかげといっても過言ではありません。ここではその機能群について、カンタンにご説明しましょう。

まずは、ブレーキ、サスペンション(テレレバー、パラレバー)についてご説明します。BMWのお家芸とも言えるこのサスペンションは、急ブレーキでも不安が募ることがありません。BMWのテレレバーは、激しい制動時でも、前のめりにならず安定しているからです。一般によく採用されるフロント・サスペンション(テレスコピック)だと、急激な加重移動で前のめりになってしまいますね。それがないのです。

サスペンションとともに、ライダーに安心を提供してくれるのがブレーキシステム。ABSとインテグラルブレーキ、電子サーボです。ABSはご存知「アンチロック・ブレーキ・システム」で、急ブレーキ時でもタイヤをロックさせないシステム。インテグラルブレーキは、フロントブレーキだけを入力しても自動的にリアブレーキにも適正入力してくれるありがたい機能です。ただし、リアブレーキだけを踏むとリアのみがブレーキングされます。これは、リアブレーキでマシンをコントロールできるようにというBMWの配慮といえます。最後に電子サーボ。力の弱い方や、ふとした拍子にブレーキの入力が弱くなってしまった時、入力をサポートしてくれます。このブレーキとサスペンションで、100ps超のパワーを制御できるのです。ライダーは余計な心配をせずにライディングに集中してください、そんなBMWの声が聞こえてきそうですね。

最後に、R1200GSは、ホイールを「キャスト」か「クロススポークホイール(通常、スポークホイールはチューブタイヤとなりますが、このクロススポークホイールはキャストホイール同様にチューブレスタイヤを使用できます。チューブレスタイヤは、パンクしたときのダメージが少なく、GSのように粗い路面を走る可能性のあるバイクでは、これは非常に大切です)」を選択できます。GSを購入される方には「スポーク」が人気ですね。それは、スポークとキャストは強度は同様ですが、スポークのほうが脆性破壊からは逃れやすいためだと思われます。

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スタイリッシュな装備で
豪華なサバイバルを楽しめます

R1200GSは便利な装備が標準でついてきます。まずはウインドスクリーン。工具なしで5段階に角度調整可能なので、高速道路と一般道路を使い分けられます。シールドは非常に小さく、スタイリッシュですが、タンク回りのカウルとあいまって風貌効果は高く、特に高速道路では快適に巡航できます。

次に、グリップヒーター。ハンドルがスチールパイプ製ですから、熱が伝導しづらく、寒さを通しづらくなっています。もちろんグリップ部分はヒーターで暖かさバツグンです。また、メーターは速度計と回転計に加えて、IFD(Information Fratscreen Display)という液晶文字盤を採用しています。こちらには油温、燃料レベル(タンク内の燃料で、あと4kmしか走れない、となった場合にあと何キロ走れるかなんていう情報も表示されます)、ミッション位置、トリップ&オドメーターが通常は表示されます。故障時には、障害情報も表示される高機能ぶりで、きっと重宝されることでしょう。

最後にセキュリティ。国産メーカーではおなじみですが、BMWももちろんイモビライザーは標準装備です。また、オプションでリモコンとアラームも販売されています。

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オプションで積載性能は
飛躍的にアップします

下の写真は、BMW純正オプションを装着したイメージです。一番左の写真は、リアの左右にパニアケースを装備しています。このパニアケースは、ケース内部のレバーで伸縮が可能になる逸品で、容量は非常に大きいのが特徴です(左/マフラー側25L、右33L)。ロングツーリングのみならず、日常でも大活躍してくれます。

トップケースは、リアシートを取り払って付けることも、リアシートをつけた状態でつけることも可能のデタッチャブルです。タンデムも可能ですから、旅の可能性はぐんと広がるといえるでしょうね。さらにタンクバッグもオプションでありますから、長期間の旅でも困ることはほとんどないと思います。ちなみに、BMWのパニアケースやトップケースは雨に強いのも特徴ですね(バッグは違いますが)。

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講師
樋口 智之
はじめまして。「モトラッド神戸」の樋口 智之と申します。この度BMW GSシリーズのご紹介を担当させていただくことになりました。これからBMWをと、考えておられる皆様が、BMWの理解を深めて頂ければ幸いです。お付き合いの程、お願いします。
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