第9回 ホイール・タイヤ
満を持して登場した完全新設計の新型 R 1200 GS。登場するや否や、世界中のライダー達に賞賛を以って迎えられたが、プロメカニックの目にはどう映ったのだろう。今回も詳細に解説する。
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アルミ鍛造キャストホイールがスタンダード。幅は 2.5 インチから 3.0 インチへワンサイズアップ。フロントホイール径 19 インチは変わらず。
クロススポークホイールはメーカーオプション。もちろんチューブレスタイヤが装着可能だ。
フロントタイヤは 120/80-19 と先代より 10mm 太くなった。メッツラー新作のツアランス NEXT はロードタイヤとあまり変わらないトレッドパターンである。走行騒音や振動を減らすためだろう。
デザインが一新され、4.5 インチから 5.0 インチに拡大された 17 インチホイール。キャストホイールにしろスポークホイールにしろ、ホイールハブ付近は徹底的に肉抜きされ、先代より幅広にもかかわらず軽量化された。
リアタイヤのサイズは 170/80-17。先代より一回り太くなった。新型 GS 専用サイズである。
ミシュランの新作、ANAKEE3 も OEM 装着。ブロックタイヤのメッツラー KAROO も新型 GS の発売に合わせたようにモデルチェンジしている。今のところ、以上3銘柄がサイズ的にも性格的にも適応タイヤとなる。
指定空気圧は、1名乗車でも積載でもフロント 2.5bar リア 2.9bar。これも先代より高い設定。いろいろ試したが、林道走行なら 1.5bar 程度まで落としてもいいだろう。
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