第19回 オーディオ・Bluetooth
各メディアでの好評もあり、発売以前より数多くのバックオーダーを抱えている BMW Motorrad の旗艦 K1600GTL。その K1600GTL は大きいだけのツアラーではなく、現在の BMW のテクノロジーを惜しみなく投入した文字通りのフラッグシップ。一般読者やオーナーですら見る事ができないメカニズムやメンテナンスの詳細を眺めながら、K1600GTL の本質を紹介していこう。
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オーディオシステムは標準装備。ラジオは本体に組み込まれている。お好みのプレイヤー (現在の主流は MP3) を追加するだけでいい。
オーディオの基本操作はこの四つのボタン。ボリュームや選曲はハンドルスイッチのマルチコントローラーにて行う。
細かな設定は、ディスプレイで確認しつつマルチコントローラーで調整。このオーディオシステムは、車速に応じて再生音量を自動的に調節させることができる。
右のポケット内に外部入力端子があり、手持ちのプレイヤーを接続する。MP3 音楽ファイルの入った USB メモリでもいい。iPod / iPhone の場合は別売のケーブルを介する。
シート下にはオーディオのコントロールユニット。
日本の ALPINE 製。Bluetooth のユニットでもある。
このユニットを介して Bluetooth の携帯電話や無線機をペアリングする。前述の純正ナビも同様。
BMW 純正のシステムヘルメットのインカムとペアリング (同期) してみる。
ペアリング成功。純正ではないインカムでも原則的に同期可能だ。
スピーカーユニット。K1200LT は後部にもステレオスピーカーがあったが、GTL は前だけ。Bluetooth インカムの普及と性能向上のため、簡素化されたようだ。
片側2スピーカー。もちろん屋外使用前提だから、水に濡れても大丈夫。意外なことにフルフェイスヘルメットでもよく聞こえる。カウルやスクリーンの形状も影響しているのだろう。
D&M 社製。RT や四輪 BMW のスピーカーも同社の製品である。インピーダンスは 4Ω で、出力性能は 15W。
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