第18回 メーター・ディスプレイ
各メディアでの好評もあり、発売以前より数多くのバックオーダーを抱えている BMW Motorrad の旗艦 K1600GTL。その K1600GTL は大きいだけのツアラーではなく、現在の BMW のテクノロジーを惜しみなく投入した文字通りのフラッグシップ。一般読者やオーナーですら見る事ができないメカニズムやメンテナンスの詳細を眺めながら、K1600GTL の本質を紹介していこう。
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メーターパネルは他車と共通性は無い、まったくの新作となる。
アナログスピードメーターは 270km/h フルスケール表示だ。
レッドゾーンは 8,500rpm。レブリミッターも同じ回転で作動する。
GTL の売り物のひとつであるマルチインフォメーションディスプレイ。5.7 インチ TFT カラー液晶を採用し、装備品の細かな設定や様々な情報を視覚化できる。残念ながら日本語対応ではない。
左側には走行モード・ギヤポジション・水温・燃料・時計などが常時表示される。
走行モードの表示。これは最もスポーティな DYNAMIC モード。モード切替えによってエンジン特性だけでなく、DTC (いわゆるトラクションコントロール) の介入レベルも制御される。
ROAD (通常) モードを挟んで、最も穏やかな特性となる RAIN (雨もしくはウェット路面) モード。アクセルレスポンスや最高出力をセーブする。
マルチコントローラーおよびメニューボタン。R1200RT ではオーディオ操作だけであった。
メニューボタンの◇マークは、よく使う機能を任意で登録し、ワンタッチで呼び出せる「お気に入り」スイッチ。
試しに ESA を登録してみた。例えば、冬季ならグリップヒーターを登録しておけば便利。
いろいろ設定をいじりすぎて、混乱してしまった場合、初期設定に戻すことができるリセット画面。
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