第15回 メーター・ハンドルスイッチ
久々に過去のいかなるモデルとも関連性を持たない、まったくのニューモデルの登場である。1000cc スーパースポーツという各社のフラッグシップがしのぎを削るカテゴリーゆえに、今まで BMW に興味が無かった層の注目度も非常に高い。今回はそのメカニズムを中心に、世界一細かく S1000RR を解説していこう。
分解レポート 詳細をチェック
メーター類はタコメーターのみアナログ表示。デジタルスクリーンには各種情報が表示される。
大きな丸いランプは 9,000rpm で点灯するシフトインジケーター。点灯する回転数は任意で設定できる。
右スイッチには、スターター/キルスィッチとモード切替ボタン。
走行中にでも操作しやすい位置にある。
公道仕様ではレイン、スポーツ、レースの3モード。それぞれにアクセルレスポンスや ABS、トラクションコントロールのセッティングが切り替わる。保安部品を外し、オプションのコーディングプラグを取り付けると、フルパワーのスリックモードを選択できる。
左スイッチにはホーンや灯火系スイッチ。ABS とトラクションコントロールの複合スイッチ。
各種機能切り替えボタン。
スクリーンのメニューモードから各種機能を選択する。
これが193 馬力を引き出すコーディングプラグ。車体側のコネクターに接続のうえ保安部品を外さないと、コントロールユニットが反応しない。つまり公道走行はできない。193 馬力 13,000rpm だと騒音規制をパスできないので致し方ない。この部品の購入には、「このパーツは公道では使いません」という承諾書が必要。
分解レポート S1000RR編 メニュー
- 【前の記事へ】
第14回 バッテリー・電装部品周辺 - 【次の記事へ】
最終回 総括
関連する記事
-
S1000RR編
最終回 総括
-
S1000RR編
第14回 バッテリー・電装部品周辺
-
S1000RR編
第13回 灯火類
-
S1000RR編
第12回 外装部品
-
S1000RR編
第11回 ホイール・タイヤ
-
S1000RR編
第10回 ブレーキ
-
S1000RR編
第9回 ステアリング
-
S1000RR編
第8回 フレーム・サスペンション