第12回 外装部品
久々に過去のいかなるモデルとも関連性を持たない、まったくのニューモデルの登場である。1000cc スーパースポーツという各社のフラッグシップがしのぎを削るカテゴリーゆえに、今まで BMW に興味が無かった層の注目度も非常に高い。今回はそのメカニズムを中心に、世界一細かく S1000RR を解説していこう。
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カウルの脱着はとくに隠しビスもなく、素直に分解することができる。
テールカウルも同様に簡単に外れる。
保安部品の脱着も同様。ビスはすべてトルクスの同じサイズに統一されているので、車載工具でも簡単にできる。
リアシートはキーによる脱着式。中は小さな小物入れ。シートの素材はウレタンにビニールレザーを張ったもの。
シート裏には使用頻度の高い工具が収納されている。
簡易だが荷掛けフックが装備される。
フロントシートはクッションたっぷりとは言えないが、比較的平坦なので苦痛度は低い。
脱着は後部2 本のネジによる固定式。
タンデムステップはアルミ製のしっかりした造りで、実用に足るもの。リヤフレームにボルト固定なので、不要なら簡単に外すことができる。
ウインドスクリーンはクリアが標準。
左右2つ、合計4つのスリットがある。カウル内の負圧化を防止し、ライダーの快適性を高めるとともに、空気抵抗を削減する。BMW の特許とのこと。
ミラーはカウルを挟んでカウルステーに固定される。折りたたむことはできるが、あまり煩雑にすると根元にヒビがはいる。
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