第2回 潤滑装置周辺
久々に過去のいかなるモデルとも関連性を持たない、まったくのニューモデルの登場である。1000cc スーパースポーツという各社のフラッグシップがしのぎを削るカテゴリーゆえに、今まで BMW に興味が無かった層の注目度も非常に高い。今回はそのメカニズムを中心に、世界一細かく S1000RR を解説していこう。
分解レポート 詳細をチェック
オイルレベルグラスはエンジン左サイド。暖機状態でエンジン停止後5分以上経過後、直立状態でチェックする。充填量は 3.5 ~ 3.9L。ゲージの赤丸の範囲は 0.8L である。
オイルの排出はオイルパン最下部より行う。エキゾーストパイプに挟まれているので、特殊な形状をしている。
ドレインプラグは二面幅 8mmのヘキサゴン。締め付けトルクは、新品ガスケット使用で 28Nm。
オイルの注入はクラッチカバーのフィラーキャップより行う。5W – 40 の 100% 化学合成オイル『カストロールパワー1レーシング』が指定される。
オイルフィルターはエンジン前の下。エキゾーストパイプに隠れている。締め付けトルクは 11Nm。
ラウンド型ラジエターの下に大型のオイルクーラーが配置される。
ラジエター液のサブタンクは右カウル前部に設置される。
分解レポート S1000RR編 メニュー
- 【前の記事へ】
第1回 シリンダーヘッド周辺 - 【次の記事へ】
第3回 燃料系周辺
関連する記事
-
S1000RR編
最終回 総括
-
S1000RR編
第15回 メーター・ハンドルスイッチ
-
S1000RR編
第14回 バッテリー・電装部品周辺
-
S1000RR編
第13回 灯火類
-
S1000RR編
第12回 外装部品
-
S1000RR編
第11回 ホイール・タイヤ
-
S1000RR編
第10回 ブレーキ
-
S1000RR編
第9回 ステアリング