VIRGIN BMW | 第8回 ハンドル・ステアリングダンパー F800R編

第8回 ハンドル・ステアリングダンパー

  • 掲載日/2012年04月27日【F800R編】
  • 執筆/モトラッド阪神 田中 建次
    このコンテンツは BMW BIKES Vol.48 (発行:2009.09.15)「ディーラーメカが解説する 世界一細かい F800R テクニカルディテール」掲載の記事を引用しています。

F800R編分解レポートの画像

800cc パラレルツインの新生Fシリーズ。スポーツツアラーの S/ST に始まり、オフロードバイクのGSに続く F800R は、欧州市場で人気のストリートスポーツだった。あえて強力なライバルがひしめく戦場に投入された F800R がいかなるものか、S/ST や GS との違いとともに、その詳細を紹介していこう。

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やや幅広のアルミ製パイプハンドルを採用。切れ角は 64 度。GS のようにラバーブッシュを介さず、トッププリッジに直接クランプされる。
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クランプ径が 25.4mm (1インチ)、グリップ部分が 22.2mm ( 5 / 8 インチ)のテーパードタイプを採用。
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ST のパイプハンドル形状。わずかに垂れ角があり、手前に絞りこまれている。
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Rはわずかに幅広く見える。垂れ角は ST より少なく、若干開き気味。
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ST のグリップエンドは見た目が非常に大きい。グリップエンドは飾りではなく、重さによって振動の量や発生位置を変えることができる。
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Rのエンドは見た目小さいが、パイプの中に挿入されている量が大きいので。重さはあまり変わらない。
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左右のグリップの端の間隔を測ってみた。ST は 680mm。
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Rは 710mm。やはりRのハンドル形状は幅広だった。
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この画像は ST。ハンドルバーに隠れてみづらいが、フォーク上端と、ステアリングヘッド中心 (BMW マーク) の位置関係 (距離) に注目。
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こちらはR。あきらかに近い。オフセットを小さくし、浅いキャスター角との相乗効果で倒しこみの軽快さを狙っているのだ。
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ステアリングダンパーは標準装備。調整機能は無い。S / ST より前輪荷重が少ないので、ハンドルの振れ対策として必需。
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