VIRGIN BMW | 第7回 ブレーキ F800R編

第7回 ブレーキ

  • 掲載日/2012年04月25日【F800R編】
  • 執筆/モトラッド阪神 田中 建次
    このコンテンツは BMW BIKES Vol.48 (発行:2009.09.15)「ディーラーメカが解説する 世界一細かい F800R テクニカルディテール」掲載の記事を引用しています。

F800R編分解レポートの画像

800cc パラレルツインの新生Fシリーズ。スポーツツアラーの S/ST に始まり、オフロードバイクのGSに続く F800R は、欧州市場で人気のストリートスポーツだった。あえて強力なライバルがひしめく戦場に投入された F800R がいかなるものか、S/ST や GS との違いとともに、その詳細を紹介していこう。

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ブレーキマスターシリンダー。メーカーははっきりしなかったが、たぶんマグラ社製。口径は 15mm。
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フロントブレーキマスターのリザーブタンクが妙に大きい。イタズラ防止のため、特殊ツールでなければ簡単には開けられない安全設計。ブレーキフルードは DOT4 が指定で2年毎に交換。
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フロントブレーキキャリパーはおなじみブレンボ製。前後連動は採用されず。締め付けトルクは 30Nm。
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320mm 直径のダブルフローティングブレーキディスク。インナーパーツは無く、ホイールに直接固定される。
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リアブレーキのマスターシリンダー。これもブレンボ製。
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フルードのリザーブタンクは見やすい位置にある。
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リアブレーキキャリパーは片押しシングルピストン。
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ディスク直径は 265mm。
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ディスクも近年の BMW が採用するブレンボ社製である。同じブレンボ社のディスクを使っているのはドゥカティぐらいで、かなり少数派である。シェアナンバーワンは日本のサンスター社だ。
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ホースはすべてステンレススチールメッシュでカバーされている。
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ボッシュ社製 ABS ユニットはクランクケース上に置かれる。F800 専用小型軽量の新型で 1.5kg しかない。ABS は Hi Line ではセットオプション。Active Line では装備されない。
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