第6回 フレーム
800cc パラレルツインの新生Fシリーズ。スポーツツアラーの S/ST に始まり、オフロードバイクのGSに続く F800R は、欧州市場で人気のストリートスポーツだった。あえて強力なライバルがひしめく戦場に投入された F800R がいかなるものか、S/ST や GS との違いとともに、その詳細を紹介していこう。
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S / ST と同じく、スイングアームピボットはクランクケース直結である。GS はフレームにマウントされる。
アルミ製のスイングアームは両持ち。なんとなく長く見えるので計測してみる。
三種三様のスイングアーム。S / ST は片持ち。
メジャー計測だから正確さには欠けるが、525mm。
Rは前述のとおり両持ち。
578mm。50mm 以上長い。おそらく、キャスターを立てたことによる直進安定性の不足を補うためだろう。
GS もアルミ製両持ち。
605mm。オフロードバイクはホイールストロークを大きくする必要があるので当然長い。
S / ST のホイールベース 1470mm に対して、Rは 1520mm。50mm 長い。このクラスで 1500mm を超えるバイクは他のメーカーでも見当たらない。
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