VIRGIN BMW | 第14回 シート HP2エンデューロ編

第14回 シート

  • 掲載日/2012年08月08日【HP2エンデューロ編】
  • 執筆/モトラッド阪神 田中 建次
    このコンテンツは BMW BIKES Vol.33 (発行:2006.01.14)「ディーラーメカニックが解説する HP2 Enduro テクニカルディテール」掲載の記事を引用しています。

HP2エンデューロ分解レポートの画像

ついに BMW 初の体育会系ダートバイク、HP2 Enduro の登場です。R1200GS ベースというより、GS のエンジン等を使ったまったく別のバイクと表現すべきで、他のいかなる BMW バイクの系列にも属さない。オーナー以外では滅多に見られない細部をお見せしよう。

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シート高は空車 1G で 920 ミリが標準。オプションで 900 ミリのローシートが用意されている。表面は GS のようにざらついた生地のツートーンカラー。HP2 Enduro のロゴが入る凝ったモノ。このバイクで唯一、装飾的な処理がなされている。テールライトまでフラットに続くので荷物を積みやすそうだが、荷掛けフックなど無い。当然タンデムなど一切考慮されていない。もちろん、出来なくはないが GS 程快適ではない、と言う意味。
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ごらんの通り非常にスリム。フレームの幅はもちろん、ステップ幅も GS より狭い。よく言われる足つきだが、エンデューロバイクならこれぐらい当たり前。そもそも足つきなど問題視するバイクではない。とは言え、足が届くに越したことはない。平均体型で身長 170 センチ以上ならサスセッティング次第でなんとかなるだろう。
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キーの握りと同じカタチをしたコレはいったい何でしょう?
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キーブレードの代わりに T30 のトルクス。キーのカタチに似せた標準装備工具なのだ。
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シート裏に車載工具が収納されている。ところがシートは T30 サイズのトルクスビスで固定されている。この工具はシート脱着用なのだ。
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シート裏には窪みが一ヶ所。エアポンプの頭をここで押さえて固定する仕組み。

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