第13回 メーター
ついに BMW 初の体育会系ダートバイク、HP2 Enduro の登場です。R1200GS ベースというより、GS のエンジン等を使ったまったく別のバイクと表現すべきで、他のいかなる BMW バイクの系列にも属さない。オーナー以外では滅多に見られない細部をお見せしよう。
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メーターパネルは HP2 専用品。エンデューロバイクなのでタコメーター無しは順当なところ。
同じく GS 以降のモデルにはヒューズは無い。リレー類もメイン一個を残して廃止。円筒状のフタが付いたコネクターはテストコンピューター「GT1」接続用。あらゆる電装品のテストとともに、ソフトウエアのアップデート、オプション電装品追加時にはそのドライバーをインストールできる。
マルチインフォメーションディスプレイ。時計、油温計、ギヤポジション、オドメーター、ツイントリップメーター。燃料残4Lを切ると警告するとともに、自動で残燃料での走行可能距離画面に切り替わり、リアルタイムで表示が変化する。バイク側で燃費をモニターしているのだ。
R1200GS 以降のモデルは、エンジンの通算稼働時間やブレーキ使用時間、ABS 作動時間を覚えていて、専用テストコンピューター (GT1) で呼び出すことができる。HP2 独自の機能として、エンジンの稼働時間をボタン操作でメーターに表示することができる。HP2 のマニュアルにはダート走行何時間ごとの整備項目が記されており、メインテナンス時期の目安にするため。もちろんリセット可能だ。
車体右にはパワーソケット。1200GS 以降はキー ON 時のみ 12V 電源が供給される。ここから充電できる新型充電器が発売されたので、興味のあるかたはディーラーに問い合わせされたい。
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