第23回 R1200ST 外装系 その2
今回取り上げるのは、R1200RT と ST である。ここでは装備品が多い R1200RT をメインに、通称 PDI (Pre-Delivery-Inspection:納車前点検) 作業に加えて、新規採用されたメカやディテール、メインテナンス情報をできるだけ分かりやすく解説していく。オーナーおよびオーナー候補の方々も参考にされたい、ディーラーメカニックだけが知り得るニューモデルの細部を紹介していこう。
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ステップはアルミの小さなブラケットを介してフレームに付く。ステップラバーは RT より細身でスポーティなもの。振動疲労軽減のため、中空構造である。シフト・ブレーキペダルも RT とは異なる。
一見スリムなバイクだが、重量以外のボリュームは RS と大差はない。隙間や骨格を見せることで視覚的な軽さを強調している。重量は旧 RS、100S、1150R よりも軽い。
RT と同じく、ナイフでえぐりとったような、エッジを効かせたデザイン処理が見られる。
大きくはないウインドスクリーンだが防風効果は高い。スクリーンの上部に大きなフィン状の処理がなされ、走行風をうまく逃がしているようだ。
スクリーンの可動範囲は 40 ミリ。電動ではなく、手で持って引っ張り上げる。RS と違って立ちの角度は変わらない。
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