第12回 R1200RT スタンド
今回取り上げるのは、R1200RT と ST である。ここでは装備品が多い R1200RT をメインに、通称 PDI (Pre-Delivery-Inspection:納車前点検) 作業に加えて、新規採用されたメカやディテール、メインテナンス情報をできるだけ分かりやすく解説していく。オーナーおよびオーナー候補の方々も参考にされたい、ディーラーメカニックだけが知り得るニューモデルの細部を紹介していこう。
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センタースタンドは支点が後方に移動したので、旧 RTのようなバランシング効果は無くなった。
スタンド立て専用グリップは廃止。代わりにキャリアの一部が大きく回り込んでいるのでここを握ればいいのだが、小柄なユーザーには扱いづらいかもしれない。操作に必要なチカラは旧 RT と同じくらい。このグリップは絶妙な位置にあるので取り回しにも重宝する。
なんとなくこの隙間を持ちたくなるが、ここには何もない。リアシートのヒータースイッチ操作用である。
サイドスタンドはセンタースタンド同様に後方に移動した。マウント位置がトランスミッションからリアフレームなったためだ。傾きは少し小さくなった。
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