このメッキ処理のおかげで
エンジンは高い耐久性を持ちます
BMW Motorradでは20年以上も前からシリンダー外壁が、メッキ処理されており「ニカジルメッキ」という特殊なメッキになります。ニカジルメッキは非常に硬いメッキのため磨耗に強く、高温に晒されてもメッキはダメージを受けません。そのため、サーキットを走るレーシングバイクには旧くから一般的に使われている技術です。BMWでは80年代初頭と非常に早い時期から市販車にこのメッキが施され、これ以降エンジンの信頼性が非常に高くなりました。現在ではバイクや車の市販車でも一般的に採用されている技術ですが、早い時期にこういった技術を採用しているのがBMWの信頼性の高さを表しているのではないでしょうか。
なお、10万キロ以上走行したBMWのシリンダーを見る機会があれば、ぜひ覗いてみてください。シリンダー外壁がまだまだ綺麗なことがわかるかと思います。一台のバイクを大切に永く乗るオーナーのため、BMWが古くから採用している信頼の技術、それが「ニカジルメッキ」なのです。
- 【前の記事へ】
Fシリーズのエンジンって耐久性は大丈夫なの? - 【次の記事へ】
Kモデルのエンジンはなぜ2種類あるの?
関連する記事
-
BMWバイクQ&A
ほぼ毎年発表される「リコール」って、どういう意味なのでしょうか?
-
BMWバイクQ&A
ボクサーエンジンのDOHC化について教えてください!
-
BMWバイクQ&A
『ESA』ってなんですか?
-
BMWバイクQ&A
「電子サーボ」ブレーキって何でしょうか?
-
BMWバイクQ&A
BMWディーラーにいる『マイスター』ってすごいの?
-
BMWバイクQ&A
R1100シリーズの購入を考えています。古いモデルのパーツの供給は大丈夫?
-
BMWバイクQ&A
HP2 MegamotoとHP2 Enduroの違いは何でしょうか?
-
BMWバイクQ&A
F650シリーズとGシリーズの違いは何?