R1200C(1997-)
1997年10月に登場した、BMW 初となるアメリカンスタイルを取り入れたクルーザーシリーズの第1号機。続いて派生モデル4機種がラインナップし、呼び名は「R1200C クラシック」となる。1,100ccから1,200ccへボアアップしたクルーザー専用のボクサーエンジンを搭載する。
1997年10月に登場した、BMW 初となるアメリカンスタイルを取り入れたクルーザーシリーズの第1号機。続いて派生モデル4機種がラインナップし、呼び名は「R1200C クラシック」となる。1,100ccから1,200ccへボアアップしたクルーザー専用のボクサーエンジンを搭載する。
海外では一般的にラインナップされ、R1100からR1150、R1200クルーザーの下位モデルとして存在していたミドルクラス・モデル。日本では上位モデルの影で選ばれにくいとして、正規輸入されたのはごくわずか。
1995年に発売された R1100RT も、2001年に R1150RT へと世代交代して登場。さらにスポーティなロングツアラーモデルとなった。外観は R1100RT のデザインを踏襲しつつ、ミッションは5速から6速に、最新のブレーキシステム装備など安全マージンが拡げられている。
1976年、量産モデルとしてはモーターサイクル史上初となるフルフェアリング標準装備で登場、世界中のライダーに驚きを与えた。レーサーを意味する RS(レン・シュポルト)の称号が与えられ、旧車ながら現在でもプレミアム・モデルとして人気が高い。
1991年に生産開始、販売は1992年3月から。当時としては他に類を見ない優れた高速安定性、快適な居住空間、ツーリングパッケージを備え、ソロでもタンデムでも、高速ツーリングが可能。日本国内での評価はあまり高くもなく、存在としては稀な部類に入るモデル。
1999年、初代GSから数えて4代目となるR1150GSが登場。R1100GSでその人気に火がつき、基本構成は同じながらも細部に進化が見られる。仕様の変更も多く、後に派生モデルであるR1150GSアドベンチャーの登場、そしてR1200GSとの併売など、とにかく息の長い人気モデル。
1993年に生産され、1994年4月より国内発売となったスタイリッシュなネイキッド・モデル。熟成の域に達したOHVから新世代ボクサーへの移行期に登場し、R1100RSと同時期にラインナップされる。販売期間は短く、生産台数も少ないレアな存在。
1996年末から1998年までの3年弱という短期間で姿を消してしまった、650ccビッグシングルエンジン搭載のオンロードモデル。メーカー生産台数は1万3400台程度、日本での販売も多くは無く、R80GSベーシック並みのレアなモデルとなっている。
1986年に登場したR100RS(モノサスペンション)。1976年に世界のバイクシーンに大きな衝撃を投げ、一時は姿を消したツインサスペンションのR100RSの復刻版。世界中の熱烈なファンからのラブコールに応え、随所に改良が加えられ、見事な進化を遂げて復活した。
日本では1994年発売。先代K1100LTを上回る充実した装備と車格はまさに大陸仕様。日本の道路環境ではそれが災いに。パワフルな縦置きK1200エンジンとテレ/パラレバーサスペンションは安定した高速クルージングを実現する。
1999年に発売された、R1150GSから2年後の2001年発売となった、R1150シリーズ唯一のネイキッドモデル、R1150Rロードスター。当時最先端の技術を投入した、スタイリッシュで存在感のある、ボクサーらしいフィーリングが魅力。
F650GS(シングル)の発売から4ヶ月後の2000年8月に登場したF650GSダカール。よりオフロード性能を特化させ、マイナーチェンジを繰り返しながら初期・中期・後期の3タイプに分けられる。
1989年に登場した、2バルブから4バルブエンジンへ進化した最初のKシリーズ。独特のデザインはいまなお人気が高く、かつては『K1バブル』と言われるほど、ユーザーからのニーズが高まった時期もあった。
2バルブのK100RSから続く、BMW独自レイアウトの縦置クランク水冷DOHC4気筒エンジン、初代K1200GT。2003年前半に発売された。2006年以降に登場した、横置クランクの新K1200GTとは異なるのでご注意あれ。
R1100系がR1150系へと移り変わろうとしていた1998年に登場。当時としては唯一のスポーツモデルであり、仕様違いも多く、華やかな印象がある。長距離走行でも苦痛を感じさせず、ツーリングも忘れていないつくりはさすがBMWといったところ。
1984年に登場したシンプルなボクサーツイン。ウィンドプロテクション効果の高いカウルもなく、特別パワフルでもハイスピードツアラーでもないが、軽快な乗り味はR100系と区別される。ビギナーからベテランまで、幅広いファン層を持つ。
1997年、メーカー初となるクルーザーR1200Cシリーズがラインナップし、個性的なルックスで発売とほぼ同時期に公開された映画「007」にも登場。合計5機種をラインナップするも、2003年を最後に生産中止。中古車台数も少ない。
1983年、BMW新開発となる革新的な並列多気筒エンジンを搭載したKシリーズが発売された。ネイキッドタイプのK100と共に登場したK100RSは、既存のOHV系ボクサーモデルとは全てが異なり、BMWファンに限らない幅広いユーザーに支持された。
日本におけるR1100系は、1993年3月のRSを皮切りにGS、R、RT、Sという順番でリリースされ、R(ロードスター)の発売は最後発となる1994年11月。メーカーでは1993年から2001年までの間に2万6千台以上を生産したヒットモデルといえる。
1994年春発売。R100GSよりもはるかに巨大な車体と重量でユーザーを驚かせた。しかし大型オフロードバイクとしては比較的足付性が良く、国産からの乗り換えも多かった。発売時から比較的順調な販売で、1998年のBMW75周年記念モデルで人気を博す。
1995年9月発売。約1年前に発売されたRS同様のR259系エンジンを仕様変更し、ABSや25Lガソリンタンク、BMW独自の機構など、一躍ロングツアラーのベンチマークとなった。不人気だった先代のR100RTを凌ぐ爆発的なヒットを記録した。
1994年6月に登場し、BMWの単気筒モデルとしてはR27以来37年ぶり、市販車としては初となる650cc単気筒モデル。ネーミングは「ファンライド」と「エンデューロ」をもとにした造語。3カ国3メーカー合作のビッグシングルマシンだ。
2002年6月に発売され、ラインナップでは高価格帯に位置していたアドベンチャー。04年の装備追加と仕様変更に伴い価格も車体も増大。本格装備モデルとして注目されたものの、R1100GS以上の大きさと重量でベストセラーとまではいかなかった。
2000年春発売。先代F650ファンデューロと車体構成は極めて似ているものの、ほぼ全ての構成部品に改良が加えられ、より完成度が高められた。オフロードタイプでありながらオンロードでのポテンシャルも高く、競合モデル不在の唯一無二の存在。