VIRGIN BMW | Rナインティ レーサー(2017-) 現行モデルカタログ

Rナインティ レーサー(2017-)

  • 掲載日/2019年01月22日【現行モデルカタログ】
  • ※表記はメーカー発表の年です  

Rナインティ(2017-)のモデルカタログ写真

R nineT Racer(2017-)

数多くの専用装備で作りこまれた
美しきメーカー純正カフェレ―サー

R nineT Racer(レーサー)は、2016年10月のドイツ・インターモト(ケルンショー)で発表されたモデルで、古き良き時代のカフェレ―サースタイルをR nineTベースで再現した1台だ。

特徴的なのはロケットカウルだ。ヘッドライトにはR nineTシリーズ共通のオーソドックスなユニットを使用しているが、カウル自体はコンパクトにデザインされており、美しいスタイルを作り出している。この低くセットされたロケットカウルはフレームマウントで、ステーにはスチール製のパイプが用いられている。さらに、ミラーステーもカウル内部のステーから伸ばすという凝った構造を採用するなど、見た目の美しさにもかなりこだわって設計されている。

ハンドルはR nineTシリーズ唯一のセパレートハンドルを採用。専用設計のトップブリッジはハンドルバーの差し込み部を一体成型することで、ハンドル周りをすっきりさせているのもポイントだ。ステップはハンドルに合わせてバックステップを採用している。燃料タンクはシリーズ共通のスチール製だが、そもそもR nineTのタンクは前後長がありロングタンクと言っても差し支えない長さ。そこに専用のハンドルとステップが組み合わされることで、Racerのライディングポジションはライダーに前傾姿勢を強いる強烈なクラウチングスタイルとなる。また、スタイリングでの大きな特徴としてフレームがシルバーにペイントされている点も忘れてはいけない。R nineTシリーズでフレームがペイントされているのはこのRacerだけなのだ。

前後の足周りについては前後17インチのキャストホイールで、正立式フロントフォークなどR nineT Pure(ピュア)と使用パーツは同じだが、ライディングポジションの違いもあって前後のサスペンションセッティングは異なり、ストローク量やキャスター・トレールが変更されている。

数多くの専用設計パーツを盛り込んだR nineT RacerはBMW Motorradの手でカスタムされた正真正銘のカフェレ―サーと言えるだろう。そしてそのスタイルは、2013年にBMW Motorrad90周年を記念してローランド・サンズ(Roland Sands)がデザインしたR nineTシリーズの始祖「Concept 90(コンセプト・ナインティ)に通じるものでもある。もちろん、他のR nineTシリーズ同様にローランド・サンズ製のパーツをはじめとする数多くの純正オプションパーツも用意されているほか、2019年からは高級感あふれるカラーリングを採用した「Option 719」もラインナップに加わっている。

スペック

記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
発売時価格 (税込)
189万6000円
生産期間
2017年~
エンジン形式
4ストロークDOHC水平対向2気筒
バルブ
1気筒あたり4バルブ
排気量
999cc
ボア×ストローク
101.0×73.0mm
最高出力
81kW (110ps) / 7,750rpm
最大トルク
116Nm /6,000rpm
圧縮比
12.0:1
冷却方式
空油冷
バルブ駆動
DOHCカムチェーン駆動
点火/噴射制御
電子制御エンジンマネージメントシステム(DME)、燃料カットオフ機能付
クラッチ
乾式単板
ミッション
6速
オルタネータ
720W
バッテリー
12V / 12Ah メンテナンスフリー
全長×全幅×全高
2,105×770×1,125 mm
ホイールベース
1,490mm
シート高
805mm
燃料タンク容量
17.0リットル (リザーブ容量3.5 リットル)
車両重量
218kg
燃料消費率
18.9km/L(WTMCモード値3)(クラス3)1名乗車時
燃料
無鉛プレミアム
フレーム
スチールパイプ製4ピースフレーム
フロントサスペンション
テレスコピックフォーク(43 mm径)
サスペンショントラベル (フロント)
125mm
リアサスペンション
BMW Motorrad EVOパラレバー、センタースプリングストラット、片持ち式スイングアーム、可変リバウンドダンピング調整、ダブルリングナット式
サスペンショントラベル (リア)
120mm
駆動方式
ドライブシャフト式
フロントブレーキ
フローティングダブルディスク、4ピストンモノブロックブレーキキャリバー
リアブレーキ
固定式シングルディスク、2ピストンフローティングキャリバー
ホイール
アルミキャストホイール
フロントホイール
3.50×17”
リアホイール
5.50×17”
タイヤ
チューブレス
フロントタイヤ
120/70ZR17
リアタイヤ
180/55 ZR17

カラーバリエーション

Rナインティ(2017-)のモデルカタログ写真
Rナインティ(2017-)のモデルカタログ写真
R nineT Racer(2017-) ライト・ホワイト 189万6000円(消費税8%込み)
Rナインティ(2017-)のモデルカタログ写真
R nineT Racer(2019-) Option 719 ブラック・ストーム・メタリック/アルム 199万9000円(消費税8%込み)
Rナインティ(2017-)のモデルカタログ写真
フレームマウントのロケットカウル。ヘッドライトユニットはR nineTシリーズ共通のもの。ミラーステーはカウルステーから延びる。
Rナインティ(2017-)のモデルカタログ写真
専用設計のトップブリッジにセパレートハンドルをセットする。ハンドル切れ角には余裕がないので小回りやUターンには少し気を遣う。メーターはスピードとタコの2眼。純正で2眼を採用するのはR nineTとRacerだけ。
Rナインティ(2017-)のモデルカタログ写真
専用設計のバックステップ。小柄な人にはきついポジションとなる。フレームはシリーズ唯一のシルバー塗装。
Rナインティ(2017-)のモデルカタログ写真
マフラーはR nineT Pure、Urban G/Sと同じダウンタイプだが、サイレンサー部が鏡面仕上げでエンド部がシルバーとされているのはこのRacerだけ。
Rナインティ(2017-)のモデルカタログ写真
Rナインティ(2017-)のモデルカタログ写真
他のR nineTシリーズ同様に日本仕様ではグリップヒーターとETC2.0が標準装備となる。
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