VIRGIN BMW | R1150RS(2001-) 年式別モデルカタログ

R1150RS(2001-)

  • 掲載日/2009年12月16日【年式別モデルカタログ】
  • ※表記はメーカー発表の年です  
R1150RS(2001-)のモデルカタログ写真

R1150RS(2001-)

BMW伝統の“RS”を継承する
もっともBMWらしいモデル

1994年に最初のスポーツ・ツアラーとして登場し、すでに新たな基準を確立したBMW Motoradの中核モデルであるR1100RSのアップデート・モデル。エルゴノミクス(人間工学)に基づくスタイリングは先代と大きく変更することもなく、見た目の違いは調整可能な新型ウィンドスクリーンがその面積を30%増とし、前後ホイールにはアルミニウム製5本ダブルスポークを採用、ハーフフェアリング仕様は無く、フルフェアリング仕様のみとなる。1150ボクサーへと世代交代する中では最後発モデル。1129ccへと排気量アップしたボクサーエンジンにはシフト精度を向上させた新型6速ギアボックスを搭載し、加速性、俊敏性を高めるための適切なチューニングが施され、あらゆるロード・シチュエーションにおいてダイナミックかつ軽快な走行性能に磨きがかけられた。またオーバードライブとなる6速は遠距離でもリラックスした走行が可能。標準装備のBMWインテグラルABSはフロントブレーキ操作時のみ前後連動となるパーシャリータイプを採用し、EVOブレーキシステムとのマッチングにより最適なブレーキ性能を発揮する。オプションでツーリング装備も充実しており、左右で容量約64Lのシステムケースはヘルメットを収納出来る便利な形状、容量約33Lのトップケースは専用ラゲッジラックで取り付け可能。さらに容量の調整が可能なタンクバッグも揃う。もちろんグリップヒーターもオプションで装備可能。R1150RSは、過去世界中のバイク乗りに衝撃を与え、モーターサイクル界に革命的な存在をアピールしたR100RSの称号をR1100RSを経て継承し、最新のテクノロジーを備えてスポーツ性能、俊敏性、ツーリング特性、そして安全性を高次元でバランスさせた「究極のライディング・マシン」と言える。2003年には燃焼効率向上・環境性能に配慮し、デュアルスパーク・エンジンに。

価格・スペック

記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
発売時価格(税抜き)
185万円(I-ABS+CAT装備車)
生産期間
2001~2003年
エンジン形式
4ストローク水平対向2気筒
バルブ
1気筒4バルブ
総排気量
1129cc
ボア×ストローク
101×70.5mm
最高出力
95ps / 7,250rpm
最大トルク
100Nm / 5,500rpm
圧縮比
10.3 : 1
冷却方式
空油冷
バルブ駆動
HCコントロール
気化器
電子制御式燃料噴射(モトロニックMA2.4)燃料カットオフ機能付
クラッチ
油圧式・乾式単板クラッチ
ミッション
6速
ギアレシオ
3.863 / 3.022 / 2.393 / 1.961 / 1.7 / 1.317
ファイナルレシオ
2.818 : 1
点火方式
モトロニックMA2.4
オルタネータ
700W
バッテリー
12V-19Ah
全長×全幅×全高
2,150×770×1370mm
ホイールベース
1,460mm(空車時)
シート高
790/810/830mm(空車時)
燃料タンク容量
22L(リザーブ容量4L含む)
車両重量
253kg(走行可能状態)
最高速度
215km/h
燃費(90km/h走行時)
23.2km/L
燃費(120km/h走行時)
19.2km/L
燃料
無鉛プレミアムガソリン
フレーム
3ピース構造(フロントフレームとリアフレームをエンジンブロックで連結)
フロントサスペンション
BMWテレレバー(モノショック)センタースプリングストラット
フロントホイールトラベル
120mm
リアサスペンション
BMWパラレバー(モノショック)センタースプリングストラット鍛造アルミニウム製シングルスイングアーム
リアホイールトラベル
135mm
駆動方式
ドライブシャフト式
フロントブレーキ
BMW MotorradインテグラルABSEVOブレーキシステムフローティングダブルディスク4ピストン・キャリパ
リアブレーキ
油圧式シングルディスク2ピストン・フローティングキャリパ
ブレーキパッド
焼結メタルパッド
ホイール
アルミニウム製5本ダブルスポークデザイン
フロントホイール
3.50-17
リアホイール
5.00-17
タイヤ
チューブレス
フロントタイヤ
120/70 ZR17
リアタイヤ
170/60 ZR17

R259系1150ボクサー

1999年に登場したR1150GS以降のRシリーズに搭載される、水平対向2気筒空油冷4サイクルSOHC4バルブ1129ccエンジン。1993年にOHVボクサーからリニューアルされた1100ボクサーの進化型。最高出力は85ps / 6,750rpmで、最大トルクは98Nm / 5,250rpmを発揮。1100ボクサーよりもボアスペックを2mm拡げてボア×ストロークを101×70.5mm、排気量は45ccアップしている。基本的にはR1200Cと同等の数値だが、ピストンやカムシャフトは新設計で圧縮比が異なる。インジェクションやエンジン・マネージメントのヴァージョンアップ、エキゾースト・ラインの見直しなどとあいまって、常用域でのトルクフルなフィーリングが際立ち、より洗練されたものになっている。新設計のギアボックスにより、6速オーバードライブを新たに追加。単なる排気量の拡大ではなく、1100ボクサーで指摘されてきたウィークポイントを改善し、大幅に進化、洗練、内面の熟成が見られる。SOHCボクサー系のユニットとしては、先代の1100、R1200C、R1100Sに次ぐ4作目でもある。

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