VIRGIN BMW | R1100RS(1993-) 年式別モデルカタログ

R1100RS(1993-)

  • 掲載日/2009年10月27日【年式別モデルカタログ】
  • ※表記はメーカー発表の年です  
R1100RS(1993-)のモデルカタログ写真

R1100RS(1993-)

BMW Motorradの新時代を代表する
フラッグシップ・モデル

R259系1100ボクサー・エンジンを最初に搭載して現れたスポーツ・ツアラー。それまでのOHVエンジンからハイカムシャフト(HC)バルブ駆動へ、1気筒4バルブ化され、キャブレターはインジェクションに、走行環境に応じて最適なパフォーマンスを実現するデジタル・モーター・エレクトロニック(モトロニック)・システムなど、当時最先端の技術を投入。フラットツインでありながらマルチエンジンのようなピックアップを実現し、完全なるスポーツエンジンとしての正確が与えられ、まったく新しいBMWとなる。また画期的なフロントサスペンション・システム“テレレバー”と、GSシリーズ以来定評のある“パラレバー”との組み合わせは新たな足回りの基準に。従来のABSはABSⅡへと進化し、幅広いセッティングが可能なサスペンション、ハンドルの角度・位置、シート高、ウィンドシールドなどが調整可能など、ライダーの安全性・快適性・利便性を考慮した装備が充実。さらに市販モーターサイクルとしては世界初となる、排気を清浄化する触媒装置=キャタライザー(CAT)の装備も選択可能。BMW Motorrad独自のテクノロジーが結晶となったR1100RSの登場は、世界中のモータージャーナリストから高い評価を得て、まったく新しい乗り物の誕生と言っても過言ではない。写真のハーフカウルのほか、フルカウル仕様もある。

価格・スペック

記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
発売時価格(税抜)
182万円(ABS装備車)196万円(フルカウル+ABS+CAT装備車)
生産期間
1993~2001年
エンジン形式
4ストローク水平対向2気筒
バルブ
1気筒4バルブ
総排気量
1085cc
ボア×ストローク
99×70.5mm
最高出力
90ps / 7,250rpm
最大トルク
95Nm / 5,500rpm
圧縮比
10.7 : 1
冷却方式
空油冷
バルブ駆動
HCコントロール
気化器
電子制御式燃料噴射(モトロニックMA2.2)燃料カットオフ機能付
クラッチ
乾式単版
ミッション
5速
ギアレシオ
4.16 / 2.91 / 2.13 / 1.74 / 1.45
ファイナルレシオ
2.81 : 1
点火方式
モトロニックMA2.2
オルタネータ
700W
バッテリー
12V-19Ah
全長×全幅×全高
2,175×735×1,286mm
ホイールベース
1,467mm(空車時)
シート高
780 / 800 / 820mm(空車時)
燃料タンク容量
23L(リザーブ容量4L含む)
車両重量
239kg(装備重量)
最高速度
215km/h以上
燃費(90km/h走行時)
21km/L
燃費(120km/h走行時)
17 km/L
燃料
無鉛プレミアムガソリン
フレーム
3ピース・荷重分担式フレーム構造
フロントサスペンション
BMWテレレバー(モノショック)センタースプリングストラットステアリングダンパー装備
フロントホイールトラベル
120mm
リアサスペンション
BMWパラレバー(モノショック)センタースプリングソトラット肩持ち式スイングアーム
リアホイールトラベル
135mm
駆動方式
ドライブシャフト式
フロントブレーキ
油圧式フローティングダブルディスク4ピストン・キャリパ
リアブレーキ
油圧式シングルディスク2ピストン・フローティングキャリパ
ブレーキパッド
焼結メタルパッド
ホイール
3本U型スポークキャストホイール
フロントホイール
3.50-17
リアホイール
4.50-18
タイヤ
チューブレス
フロントタイヤ
120/70 ZR17
リアタイヤ
160/60 ZR18

R259系1100ボクサー

1993年にリニューアルされた、水平対向2気筒空油冷4サイクルSOHC4バルブ1085ccエンジン。最高出力は90ps / 7,250rpmで、最大トルク9.7kg-m / 5,500rpmを発揮し、従来のOHVボクサーエンジンよりもパワーで50%、トルクで20%アップされている。さらに点火系とインジェクション・システムをデジタル・モーター・エレクトロニック(モトロニック)・システムで集中的にコントロールし、高いパフォーマンスを実現。全てが一新されたブランニュー・エンジンとなった。このエンジンは、クランクケースからチェーンを介してシリンダヘッドに配置されたカムシャフトを回転させ、極めて短いプッシュロッドを押すことでロッカーアームを可動し、4つのバルブを駆動する、BMW独自の特殊な構造となっている。カムがピストンより上(外側)に位置するため、“ハイカムシャフトOHVエンジン”とも言える。ちなみに“R259”とは、もともと新型ボクサーエンジン開発当時のプロジェクトコードのこと。

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