F650GS(2000-)
- 掲載日/2009年10月13日【年式別モデルカタログ】
- ※表記はメーカー発表の年です
F650GS(2000-)
さまざまなライフスタイルに
高次元で応えるオールラウンド・マシン
オンロードとオフロード、双方の走行性能を兼ね備えたオールラウンダー。このカテゴリは1993年に登場したF650ファンデューロが切り拓いたもので、競合メーカーも少なく唯一無二の存在に。ラリーシーンで裏付けられた確かなオフロード走行性能に加え、ストリートでの扱い易さも兼ね備える。オーストリアのエンジン専門メーカーであるロータックス社製単気筒エンジンにはBMW新設計のシリンダヘッドが組まれ、電子制御式エンジンマネージメントシステムによってアルプス山脈最高峰の山道でも出力をスポイルしない。低重心化を実現したシート下に配置される燃料タンク、左右2本出しに見える分割構造のサイレンサーや左右非対称のメーターパネル、ステアリングヘッドからスイングアームピボットまでダイレクトに結ぶ角断面スチールチューブを用いたツインスパータイプのブリッジチューブフレームなど、このモデルには独特な設計が数多く盛り込まれている。2004年のマイナーチェンジによってエンジンはツインプラグ化され、12V電源ソケット、ジャンプスタートコネクション、グリップヒーターなどが標準装備となり、外装ではフロントフェンダー、スクリーン、エアインテークなどの形状が変更となった。(写真は2004年型)
価格・スペック
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
- 発売時価格(税込み)
- 96万円(ABS装備車)
- 生産期間
- 2000~2008年
- エンジン形式
- 4ストローク前傾単気筒
- バルブ
- 1気筒4バルブ
- 総排気量
- 652cc
- ボア×ストローク
- 100×83mm
- 最高出力
- 50ps / 6,500rpm
- 最大トルク
- 60Nm / 5,000rpm
- 圧縮比
- 11.5 : 1
- 冷却方式
- 水冷
- バルブ駆動
- DOHCカムチェーン駆動
- 燃料供給 / エンジン制御方式
- 電子制御式インジェクションシステム / BMS-C
- クラッチ
- 湿式多板
- ミッション
- 常時噛合5速
- ギアレシオ
- 2.75 / 1.75 / 1.31 / 1.05 / 0.88
- ファイナルレシオ
- 2.94 : 1
- 点火方式
- BMS-C
- オルタネータ
- 400W
- バッテリー
- 12V-12Ah
全長×全幅×全高
- 2,185×805×1,320mm
- ホイールベース
- 1,479mm(空車時)
- シート高
- 780mm(空車時)
- 燃料タンク容量
- 17.3L(4Lのリザーブタンクを含む)
- 車両重量
- 193kg(走行可能状態)
- 最高速度
- 約166km/h以上
- 燃費(90km/h走行時)
- 30.3km/L
- 燃費(120km/h走行時)
- 20km/L
- 燃料
- 無鉛プレミアムガソリン
- フレーム
- ブリッジタイプ、チューブ状スチール
- フロントサスペンション
- テレスコピックフォークフォークスタビライザー装備
- フロントホイールトラベル
- 170mm
- リアサスペンション
- デルタボックス・スイングアームセントラルスプリングストラット
- リアホイールトラベル
- 165mm
- 駆動方式
- Oリングチェーン
- フロントブレーキ
- 油圧式シングルディスク2ピストン・フローティングキャリパ
- リアブレーキ
- 油圧式シングルディスクシングルピストン・フローティングキャリパ
- ブレーキパッド
- NA
- ホイール
- スポーク
- フロントホイール
- 3.50×17
- リアホイール
- 5.50×17
- タイヤ
- チューブタイプ
- フロントタイヤ
- 100/90-19
- リアタイヤ
- 130/80-17
650シングル
1993年にロータックス社との共同開発によって誕生した初代F650シングル・エンジンの流れを汲み、リニューアルされた水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ652ccエンジン。ボア×ストロークに変更は無いものの、デュアルスパーク(ツインプラグ)はシングル化され、インジェクションを装備。シリンダヘッドはBMWが新開発したものに変更し、圧縮比が大幅に上げられ、最高出力は初代に比べて2psアップの50ps / 6,500rpmとなり、最大トルクは60Nm / 5,000rpmに。冷却系やクラッチ系なども見直され、ほぼ新設計に近いエンジンとなった。エンジンマネージメントは、従来のモトロニックからBMWが独自開発したBMSというコントロールユニットを新たに装備し、格段にコンパクト化された。さらに点火と同時にアイドリングも自動制御され、チョークレバーも不要となった。2004年のマイナーチェンジでは再びツインスパークに。
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