K75S(1985~95年)
- 掲載日/2009年10月23日【BMWマシンの歴史】

「K75シリーズ」の最速モデル
高速巡航性能を高めたK75S
生産時期はK75Cと同様ながら、1年ずらして市場投入されたK75S。シティユースに特化したK75Cに対し、K75Sは高速巡航性能が飛躍的に高められたモデルで、フレームマウントされたスポーティなハーフカウル、幅が狭められたハンドルバー、K100シリーズ同様17インチのリアホイール、それに組み合わされたディスクブレーキなど、生粋のスポーツマシンへと仕上がっている。
しかしそれ以外の変更はほとんど見られず、最高出力や最大トルクを変えるような特別なセッティングもなされていない。逆を言えば、たったそれだけの仕様変更でハイスピード・マシンに変身してしまうところにK75シリーズのポテンシャルの高さを垣間見ることが出来る。K75Sの生産年数は10年と長く、日本へも比較的多く輸入され、K75シリーズ中もっともよく目にするモデルだろう。
後にアンダーカウルを装着し、エンジンとホイールがブラックアウトされ、フロントフォークのダンピングフォースを強めにセッティングされた、K75Sよりも更にスポーティなK75SSがラインナップに追加された。
- 生産年
- 1985~95年
- 生産台数
- 18,649台
- エンジン形式
- 水冷DOHC水平直列3気筒
- 排気量
- 740 cc
- ボア×ストローク
- 67 × 70mm
- 最高出力(馬力/rpm)
- 75/8,500
- 最高速度
- 210 km/h
- 変速
- 5段変速
- 全長
- 2,220 mm
- 全幅
- 900 mm
- 全高
- 1340 mm
- 車輌重量
- 229 kg
- フロントタイヤ
- 18インチ
- リアタイヤ
- 17インチ
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