R100(1980~84年)
- 掲載日/2009年03月10日【BMWマシンの歴史】
カウルレスのモデルもつねにラインナップ
ベーシックなスタイルのR100
BMWはR100SやR100RTといった、モーターサイクル用のエアロダイナミズムやウィンドプロテクションを他に先駆けて開発し、市販車に初めて採用したメーカーだ。これまでにないモーターサイクルの開発で、世界中のライダーに驚きと感動を与えた一方、これまでどおりカウルを持たないモデルもつねに用意していた。1976~78年のR100/7、1978~80年のR100T、そしてこのR100(1980~84年)がそれだ。
R100はR100Tの点火システムの変更とサスペンションのセッティングを若干変更した以外、ほとんど共通の仕様となっており、特別優れた機能を装備しているわけではない。しかし後のBMWモデルラインナップに継承される基本に立ち返ったシンプルなモデルとして、前述のカウルを持たないモデル同様、現在でもR100のファンは多い。いまとなってはカウルレスボディのBMWの方が珍しく感じてしまうところだが、このフォルムは普遍のものと言って良いだろう。
- 生産年
- 1980~84年
- 生産台数
- 10,111台
- エンジン形式
- 空冷OHV2気筒
- 排気量
- 980cc
- ボア×ストローク
- 94.0mm×70.6mm
- 最高出力(馬力/rpm)
- 67/7,000
- 最高速度
- 195km/h
- 変速
- 5段変速
- 全長
- 2,210mm
- 全幅
- 746mm
- 全高
- 1210mm
- 車輌重量
- 218kg
- フロントタイヤ
- 19インチ
- リアタイヤ
- 18インチ
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