VIRGIN BMW | BMW モトラッド・デイズ・ジャパン 2013 in 白馬 イベントレポート 特集記事&最新情報

BMW モトラッド・デイズ・ジャパン 2013 in 白馬開催期間:2012年8月25日~26日
取材協力/BMW Motorrad Japan  Text/VIRGIN BMW.com 編集部  Photo/VIRGIN BMW.com × BMW BIKES  掲載日/2013年10月17日

年に1度のイベントが10回の時を重ね
“BMWらしい” 心地よい空間をつくりあげた

毎年恒例となっている BMW モトラッドのビッグイベント 『BMW MOTORRAD DAYS』 が、今年も長野県白馬村 (Hakuba47 Mountain Sports Park) で開催されました。今年は2004年開催(初の会場は北海道)から10回目を数え、途中 『BMW Motorrad Bikermeeting』 から名称を変え、参加費無料、駐車代もタダ、BMW バイクオーナー以外のライダーでも歓迎、キャンプもオッケー(別途料金必要)というコンセプトのまま、今年は 4,021 人もの来場者を迎え入れました。

 

同時に、2013年は BMW Motorrad の90周年という節目もあり、今年限りのスペシャルな演出も用意されました。

 

それでは、2日間とも好天に恵まれた BMW モトラッドの夏の祭典 『BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2013 in HAKUBA』 の様子を写真でお届けしましょう。

 

会場へ到るルートには、毎年 “BMW Motorrad” のバナーで飾られた、田んぼに囲まれた1直線の道があります。ここをゆ~っくり通過して会場へ到着すると、すでに多くのバイクで駐車スペースが埋め尽くされていました。

会場へ到るルートには、毎年 “BMW Motorrad” のバナーで飾られた、田んぼに囲まれた1直線の道があります。ここをゆ~っくり通過して会場へ到着すると、すでに多くのバイクで駐車スペースが埋め尽くされていました。

 

日本のイベントは10周年、BMW Motorrad は90周年

ぞくぞくとやってくるライダーたち。路面を見ると、まだ昨晩まで降っていた雨で濡れています。

お目当てはこちら、白馬豚の丸焼きです。その字のとおり、1頭の豚を豪快に丸焼きにしています。

折り返し地点はゴンドラの終点となる建物の前。ここには眺めの良い景色とマイナスイオンたっぷりの心地よい風が待っています。

さらに奥へ進むと、フォトグラファー大谷氏の写真展。BMW Motorrad の世界観がテーマです。なかには過去BMW BIKES誌で撮影した懐かしい写真も…。

ショーの締めくくりはバーンナウトで会場を沸かせます。タイヤを焦がす激しい白煙で幕を閉じました。

ウン百万円もするGSをこうも簡単に倒してしまうなんて、やっぱりGS乗りは大らかというか寛容というか…とにかく好きなんですね。

ヒルクライムコンテストで盛り上がった後は、夜の宴へと突入です。ステージイベントあり、美味しい肉もあり、ビールもありでとにかくワイワイガヤガヤと楽しい野外イベントです。

駐車スペースの隣にはキャンプスペースも設けられ、到着したらまずは愛車の傍にテントを設営。“旅”の道具としてBMWを使ってもらいたい、そんなメーカーの意図が表れています。

その豚を繊細かつダイナミックに切り刻む料理人。ひと口サイズに整えられ、毎年来場者に無料で提供しています。1頭でだいたい200人分です。

下りは特に注意が必要。慣れたところで好からぬアクシデントを招きかねません。試乗車ではなくても自分のGSで参加することもできます。

今年とくに大きな歓声があったスタントライドショーでは、F800Rに専用カスタムを施したスペシャル仕様を自在に操る、マティー・グリフィンが華麗なトリックを披露。

観客へのサービス精神旺盛なグリフィンは、パフォーマンス直後に休む間もなくサイン会をやってしまうナイスガイ。汗ダラダラでもカメラを向けられたら笑顔で応えます。こういうマメな営業活動が大事なんですね。

このバッドコンディションでも、見事登頂成功するチャレンジャーもいました。

今年だけのスペシャルな演出として、90周年を迎えた BMW モトラッドを記念し、『90th』の数字が浮かぶ仕掛け花火が用意されました。

毎年人気のコンテンツ、フルラインアップ試乗会では、BMOJメンバーが試乗希望者を迎え入れています。ひっきりなしに出発する様子からも現行モデルへの関心の高さがうかがえます。

こちらも開場と同時に人の列。ゲレンデの作業道路を走ることができる、オフロード試乗の受付です。

大型テントの下ではクルマとバイクとアパレルの展示。実際に跨ることもできて人だかりが絶えません。今年はBMW モトラッド90周年記念ということで、R32(排気量494ccのボクサーエンジン)とHP4が同時展示されていました。歴史を感じさせる演出です。

ありえない動きに観客の視線は釘付け。

今年は1日目の夕方に開催された名物コンテンツ、ヒルクライムコンテスト。雨で水を含んだ土にツルツルの草という超最悪のコンディションで、真っ直ぐ走るのも困難な状態です。

ノーマルタイヤでは無理だと分かっていても…、という例。スタート直後にリアタイヤがぬるぬるっとスライドしてアタマが逆を向いてあえなく転倒。

そして流れる滝のような花火。

広い駐車スペースでは体験試乗も可能。クローズドエリアなので大型免許が無くても体験できますよ、というもの。

締まったダートを駆け上がっていくGS専用の試乗コース。道幅が狭いのでムリは禁物。

子供の遊び道具だってメーカー純正。

突如立たされた女性のすぐ近くをウイリー&ノーハンドでぐーるぐると回転。見ている方もスリル満点です。

もはや見せ物と言ってもよい転倒シーン。とくに今年は多かった…、エントリーするだけでもたいしたものです。

まるでウケ狙いとしか思えないような転倒シーン。バイクも人も同じように足を空へ向けています。怪我がないから笑えるヒトコマ。

今年かぎりの仕掛け花火を皮切りに、暗くなった夜空には打ち上げ花火が連射されました。来場者にとってはこれが夏のひとつの節目となり、また来年へと期待を寄せることでしょう。

お昼を過ぎたころ、会場内ではなにやら大行列が…。

頂上に近づくにつれて道が開けてきます。

レストハウス内の展示コーナーでは、全てではありませんが、今年の鈴鹿8耐を走ったS1000RRが並べられていました。2013年はなんと6チームがエントリー! 驚きです。

魅せる技もさることながら、観客を楽しませて煽ることも技のひとつ。よく見ると特殊なエンジンガードを装着していますね。

GSはあるけどライダーの姿が見えず…。草むらに突っ込んでしまったチャレンジャーの末路です。

昨年はなんとR100RSで登頂した老齢ライダー。今年はR1200GSアドベンチャーに乗り換えて、またしても登頂成功。ちなみにフロントタイヤはノーマルです。

一晩空けて、2日目の朝はメインステージ前で記念撮影。また来年も会いましょう!