2006年に投入された、新型並列2気筒エンジン
掲載日/2008年06月12日
ミドルクラスモデルを拡充するために2006年に市場投入されたのが、この並列2気筒エンジンだ。オーソドックスなレイアウトながら、Kシリーズ用並列4気筒エンジンの開発などで培われた技術を投入したほか、バランサーロッドを内蔵するなど、BMWらしいアイデアが盛り込まれている。
ミドルクラスモデルを拡充するために2006年に市場投入されたのが、この並列2気筒エンジンだ。オーソドックスなレイアウトながら、Kシリーズ用並列4気筒エンジンの開発などで培われた技術を投入したほか、バランサーロッドを内蔵するなど、BMWらしいアイデアが盛り込まれている。
BMWが次世代を見据えて作り上げた多気筒エンジン。それがKシリーズだ。高い出力性能の中にも、BMWの哲学である低重心化と安定性の思想が貫かれる。ボクサーとは異なる水冷4気筒エンジンの実力とは。
変わった形。はじめてこの「ボクサーエンジン」を見たら、誰しもがそう思うだろう。しかし、このエンジンは驚くほどの理論が詰め込まれているのだ。80年もの歴史を駆け抜けてきたこのボクサーエンジンの真髄とは。
オーストリアの『ロータックス』によるエンジン開発、イタリアの『アプリリア』による生産された『ユーロ・バイク・コンセプト』の名で知られる『F』シリーズ。このFに搭載されるのが、単気筒エンジンだ。その性能に迫る。
1923年の登場以来、今でも人気を博すボクサーエンジン。航空機メーカーがモーターサイクルを造るならば。水平2気筒は、そんなBMWの回答であり、伝統の証である。ここでは、ボクサーエンジンの80年の歴史を紹介する。