【S1000RR 徹底解剖】デザインの変遷 詳細解説
- 掲載日/2017年02月14日【BMWバイク モデル別ディテール紹介】
- Text / Keisuke ASAKURA Photo / BMW Motorrad
ビッグマイナーチェンジを果たした現行モデルでも一目見てS1000RRと分るデザインワークは、さすがBMW。だが、ディティールを見比べると、驚くほど変化しているのだ。
似て異なる3世代
貌の進化と深化
歴代モデルのデザインスケッチ。奥から2010年モデル、2012年モデル、現行モデル。代を重ねるごとにカウルのスラントが増すところなど、空力重視の設計思想が伺える。現行モデルでは、カウルの先端がスポイラー形状化するまでに進化した。
第1世代:2010-2011
BMW Motorrad史上
初のスーパースポーツ
S1000RRの象徴ともいえる、左右非対称ヘッドライトだが、初代モデルのデザインスケッチを見ると、さまざまなフロントマスクが検討されていたことが分かる。HP2 SPORTやF800Sを思わせるデザインが残されているのも興味深い。
第2世代:2012-2014
キープコンセプトで
各部をリファイン
基本のスタイリングは先代に倣いながら、各部をブラッシュアップ。テールカウルは小型化が進み、走行風を抜くホールが追加。鮫のエラを思わせる、右サイドカウルのエアアウトレットは、切り込みの方向が逆になった。
第3世代:2015-
よりシャープに進化
形から速さを主張
アッパーカウルのスラントだけでなく、全体的に前から後ろに流れるようなデザインが持たされている現行モデル。比べると、従来モデルは前後が圧縮されているようにも見える。最新のBMWこそ最良、そう感じさせる仕上がりだ。
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