【R1200RS 徹底解剖】多彩なファンクション機能 詳細解説
- 掲載日/2017年02月09日【BMWバイク モデル別ディテール紹介】
近年のBMWモデルは電子デバイスが充実しているが各種操作は左右スイッチボックスに集約されている。ここではその主な内容を抜粋して見ていこう。
グリップヒーター機能
低温時に絶大な威力を発揮するグリップヒーター。強さは二段階で調整可能。ボタンを押すたびに、メーター内にマークが点灯する。OFF状態では表示はない。
エンジンモード切り替え
モード切替スイッチを押していくと、ROAD/DYNAMIC/RAIN/USERの切り替えができる。それぞれエンジン出力・ABS・DTC(トラコン)・ESAのセットアップが異なる。USERモードでは、エンジンとDTCセッティングをプリセットの中から選んで、自分好みのセットにできる。
使い勝手の良いオートクルーズ
オートクルーズ機能は、スイッチの左右スライドでON/OFFを、左脇の小さな突起を前後に動かして固定速度の設定・解除を行う。時速30km/h程度からでも設定は可能なほか、クルーズ中に追い越しなどでスロットルを開けても、スロットルを閉じれば設定速度に復帰できる。スイッチ以外では、前後ブレーキ、ギアチェンジ、クラッチを握る動作のいずれかでクルーズは解除される。
オド&トリップ表示
TRIPボタンを押すとODOメーター(総走行距離)とTRIPメーターの表示が切り替わる。TRIPメーターは、2モード用意してあるので、たとえば、ツーリングの総走行距離と給油後の走行距離などの使い分けができる。
各種情報を表示できる〈INFO〉
INFOボタンは、メーター内の左下に各種情報を表示するための切り替えボタンだ。
外気温
走行可能距離
平均時速
スタイル(メーターレイアウトの種類)のほか、エンジン温度、平均燃費、日付、外気温、オイルレベルが表示できる。
細かな設定が可能な電子制御サスESA
ソロツーリングや荷物満載のツーリングなど、車両への荷重の増減に応じて最適なサスペンションセッティングをしてくれるDynamic ESA。ESAボタンを押すとプリセットの各モードが呼び出せる。
ROAD(一人乗り)
ROAD(二人乗り)
ROAD(一人乗り+荷物)
DYNAMIC(一人乗り+荷物)
使いやすさ抜群のマルチコントローラー
各種ファンクション内での詳細設定などでは、メーターに表示された数種類の項目から任意の項目を選択する場面が現れるが、そうした操作に用いるのがこのマルチコントローラー。前後への回転はもちろん、写真のように左右に振ることもできる。いずれもきっちりとしたクリック感があるので誤作動の心配は無用。
- 【前の記事へ】
【R1200RS 徹底解剖】車体周りの装備品 詳細解説 - 【次の記事へ】
【R1200RS 徹底解剖】ユーティリティ機能詳細解説
関連する記事
-
BMWディテール紹介
【S1000RR 徹底解剖】メーター&ハンドルスイッチ徹底ガイド
-
試乗インプレッション
S1000R(2014-)
-
BMWディテール紹介
【R1200GS(2016) 徹底解剖】操作系 詳細解説
-
BMWディテール紹介
【F700GS&F800GS 徹底解説】操作系・ユーティリティ 詳細解説
-
BMWディテール紹介
【S1000RR 徹底解剖】シャーシ 詳細解説 その2
-
試乗インプレッション
S1000XR(2015-)