第9回
シャフトドライブユニット
従来品と似ているが、完全な新設計となったファイナルドライブユニット。減速比は2.75。K1300GT は2.818。
従来品と似ているが、完全な新設計となったファイナルドライブユニット。減速比は2.75。K1300GT は2.818。
6速カセット式トランスミッションを外してみる。重量は出力の向きを90度変えるベベルギヤを含めて約20kg。
2009年5月にヨーロッパ市場に投入され、日本国内では同年9月に導入となった BMW モトラッドの新たなミドルクラス・ネイキッド F 800 R がマイナーチェンジとなりました。
クラッチの作動は油圧式。専用のハイドロリックオイルを使用。レバー周りの設計は従来モデルと変わらず。作動は非常に軽い。
エキゾーストパイプを含め排気系はすべてステンレス製。面白いことに、K・R・Sシリーズに搭載された排気フラップは採用されない。
エアフィルターの点検にはタンクカバーを外す必要がある。燃料タンク後ろが容量8.5Lのエアクリーナーボックスとなる。4気筒Kシリーズとは前後逆の配置である。
オルターネーター単体。一見して大きいことがわかる。本体はボッシュ製で定格出力は580W、ピーク電流は57.5A。
エンジンを逆さにし、オイルパンを外す。オイルパンを外し、横から眺めると、非常に少ない容積しかないことがよくわかる。
スタンド類はエンジンのクランクケースにブラケットを介して取り付けられる。画像中央のボルトはセンタースタンドのストッパーも兼ねており、緩みやすいので点検等でチェックするところ。
いよいよエンジン分解。まずはマグネシウム製のシリンダーヘッドカバーから。車体にエンジンを搭載した状態では、スパークプラグ交換など、ラジエターを外さなければできない作業が多くある。
2008年国内販売開始となった R1200GS は、2004年にブランニュー・デビューした R1200GS がさらに進化した熟成モデル。最大出力や最大トルクに大幅な違いはないものの、新たな電子装備品による機能の充実と、細かな仕様変更による使い勝手向上が図られている。
並列6気筒エンジン。四輪での歴史は長いが、二輪車用のBMWエンジンとしては初めての採用となる。エンジン型式は166EA。数字は、1600cc、6シリンダーを意味している。
タンクを外したついでに配線の点検。フレーム上にコネクター類が集中しているが、配線とフューエルタンク裏側が接触して、ショートしている事例があった。
スイスには、湖の畔に黄金色に染まる世界遺産があるらしい。そんな話を聞いた私はどうしても BMW K1600GTL で尋ねてみたくなった。さらに、せっかく行くなら世界遺産巡りもしたい…そんな夢のようなプランが、スイスに行けば実現できるのです。
GSのバッテリーはタンクの下にあり、交換時にはタンクを外さなくてはならない。これは前述のタンクの脱着作業を参照されたい。
レーシングライダー高田速人が、S1000RR を楽しみ尽くす様子をお伝えしてきたこのコラムですが、今回をもって最終回。レース活動やツーリングなど、乗り倒した高田さんだから語れる S1000RR 論を交えつつ、今シーズンを振り返ります。
点検の結果、車体に何か異常があれば表示される。これはブレーキパッドの磨耗が限界に達したバイクのエラー表示。パッドの磨耗で相対的にブレーキフルードレベルが下がったことを記憶している。
2004年4月から国内販売開始となった R1200GS は、初代 GS から数えて5世代目となる。新開発ボクサーエンジンを搭載し、排気量は 1,169cc まで増大、100ps を達成した。この GS 以降、Rシリーズは順次 1200 ボクサーへと移行してゆく。
これは1100系のABSユニット。今にして思えばシンプルである。ユニット本体にも2個、エア抜きとフルード交換用ブリーダプラグが存在する。
パッドの残量の点検はしやすい。なお、ブレーキパッドは社外品が出回っているが、中にはGSの重量(+荷物)と、1150後期サーボブレーキに対して相性が悪いものが見受けられるので注意しておきたい。
1983年の初代 K100RS から10年が経過した1993年1月に登場した K1100RS は、4気筒エンジンを搭載するKシリーズのスポーツモデルとしては3代目。フラットツインに代わる次世代エンジンを搭載する旗艦モデル。
ツーリング装備として、あると非常に便利なツアーケース。環境がめまぐるしく変化する越境ツーリングが珍しくない欧州において、その中で鍛えら れ、ユーザーから絶大な信頼と支持を得ている 『ヘプコ&ベッカー』の製品をご紹介します。
GS独自のクロススポークホイール。チューブレスタイヤ使用可能。指定空気圧は、通常1名乗車でフロント2.2。リヤ2.5ber。そのままkg/cm2やkPaに読み替えてもいい。
キャブレター全盛の時代から、効率向上やパワーアップアイテムを得意とし、商品開発を続けてきたダイノジェット社。現在はインジェクションコントローラーのパワーコマンダーを製造し、多くのライダーから高い評価を得ているという。