第5回
排気系
エキゾーストパイプはステンレス製。4-2-1 の集合管である。エキゾーストパイプにはインターフィアレンスバルブと呼ばれる可変式バイパスバルブが装備される。
エキゾーストパイプはステンレス製。4-2-1 の集合管である。エキゾーストパイプにはインターフィアレンスバルブと呼ばれる可変式バイパスバルブが装備される。
イグニッションコイルはダイレクトタイプ。いわゆる、プラグコードは存在しない。スパークプラグは NGK の LMAR9D-J が採用されている。
エンジンへの吸気はヘッドライト中央の NASA ダクトより。走行風によってラムエア加圧され、5馬力ほどのパワーアップに貢献している。
2007年1月20日より販売開始となった R1200 シリーズ最後発の「ロードスター」。連綿と続く「R」の称号を引き継ぎ、バイク然としたスタンダードなデザインにはBMWならではの機能美が見られる。ASCやインテグラルABS、ESAなどの最新装備に加え、豊富なオプションも魅力。
オイルレベルグラスはエンジン左サイド。暖機状態でエンジン停止後5分以上経過後、直立状態でチェックする。充填量は 3.5 ~ 3.9L。
サイドカムチェーン式並列水冷4気筒エンジン。ボア×ストローク = 80 × 49.7mm という極端なビッグボア超ショートストロークエンジンである。
2012年にモデルアップデート(モデルチェンジ)となったBMW Motorrad new S1000RR 試乗走行の様子。
高い完成度だったにも関わらずモデルチェンジを行った背景には、BMWのモーターサイクルに対する考え方の変化があったと思わせるだけの変更点があった。
ツアラーというカテゴリーにおいては独壇場に立つ BMW。だが、ハイエンドクラスのビッグツアラーの市場は世界的に見ても大きいとは言えず、積極的に専用機を投入するのはホンダとカワサキ (それでも少車種) ぐらいで、他メーカーの参入は消極的というしかない。
GTL のイメージを決定づけるヘッドライトまわり。四輪 BMW でおなじみ、リング形の LED 光ファイバーポジションランプが常時点灯。GTL の顔だ。
2011年のEICMA(ミラノショー)で発表され話題となった BMW 初のメガスクーター『C600Sport』と『C650GT』。エンジンとフレーム、足回りといったプラットフォームを共通としながら、ボディデザインや装備をそれぞれのキャラクターに合わせて専用開発。
2010年4月に日本国内で販売開始となったS1000RRは、世界中で多くのモーターサイクルファンに受け入れられ、販売はもちろん各国のアワードも獲得し、またそのパフォーマンスを表現した “テーブルクロス引き” のCMが公式サイトにアップされ、さらに注目を集めました。
バッテリーは、シート下の手を入れやすい位置にある。容量は 19Ah で K1300GT や R1200RT と同じ。廃止されていたヒューズやリレーが復活。
オーディオシステムは標準装備。ラジオは本体に組み込まれている。お好みのプレイヤー (現在の主流は MP3) を追加するだけでいい。
メーターパネルは他車と共通性は無い、まったくの新作となる。アナログスピードメーターは 270km/h フルスケール表示だ。
ハンドルは左右独立式のアルミ鍛造製。グリップ部分はラバーマウント。切れ角はホイール側で片側 34.7 度と大きい。小回りがきき、取り回しに重宝する。
標準装備のリモコン。パニア・トップケースや左右の小物入れを右ボタンでロック・左で解除できる。電池はコンビニでも売っている CR1632。
タンデム側との段差はかなり大きい。クッション・表皮ともにやや固め。GTL は前後一体式だが、GT 用の前後分割シートも取り付け可能。
全長 2,489mm、全高 1,465mm、全幅 1,000mm (ケース・ミラー含む)。大柄な車格に反して、メリハリの効いた引き締まった印象を受ける。
フロントホイールのサイズは 3.5 × 17。タイヤサイズは 120 / 70 - 17 となる。エアバルブは前後ともに側面配置。
フロントサスペンションはお馴染みのデュオレバー。この巨体がクルクルと軽く旋回する理由のひとつ。ストロークは 115mm (縮み側 60mm /伸び側 55mm )。
4気筒Kシリーズ同様、燃料グレードはハイオク。外装パネルを外してゆく。ネジはほぼ全数 T25 トルクス。
Gシリーズの最新モデルとして2012年6月に国内販売開始予定(正式な導入時期は未発表)のG 650GS は、本国ではすでにラインナップされている、BMW モトラッドのシングルエンジン搭載モデルです。
6気筒エンジンはラバーマウントなしでアルミのツインチューブフレームに吊られ、車体剛性向上に貢献する。ホイールベースは 1,618mm と長め。参考までに各社ツアラー系では以下の数値となる。