第6回
ブレーキ
ブレーキマスター。メーカーははっきりしなかったが、たぶんマグラ社製。口径は 15 ミリ。レバーにはクラッチ側と同じ造りのアジャスターが付く。
ブレーキマスター。メーカーははっきりしなかったが、たぶんマグラ社製。口径は 15 ミリ。レバーにはクラッチ側と同じ造りのアジャスターが付く。
スイングアームは片持ち。20年以上の歴史を持つ、もはや BMW の伝統である。なかなか凝った造形。もちろんアルミ製である。
ST のホイール。スピード・ホイール・デザインと呼称される、R1200RT・ST や K1200R と同じカタチ。17インチの幅 5.5インチ。
クラッチレバー根元のダイヤルはレバー位置と引きしろの調整用。遊びの調整はレリーズ側で行う。
集合部までが結構長いエキゾーストパイプ。近年の BMW のセオリー通り、無垢のステンレスである。
新車到着。木枠を壊してバイクを引き出し、整備と点検をしながら走行可能状態にセットアップしていく。ごらんの通り前輪が付いているのでとりあえずの開梱が楽だ。
F800S / F800ST は、BMW BIKES VOL.37、GS は BMW BIKES VOL.44で詳細なインプレッションを紹介しているので、細かい表現を避け、要点だけまとめたい。
メーターは上下二段式。基本的に S / ST と同じだが、文字盤のデザインを変えている。レッドゾーンは 8500 回転から始まる。
ヘッドライトは GS と同じもの。大きい方がロービームで常時点灯。ハイビーム時は二灯同時点灯となるので、非常に明るい。バルブはハイ/ローともに H7 ハロゲン
BMW バイク各車種用に向けてオリジナルパーツを多数展開しているササキスポーツクラブから、フラッグシップモデルの K1600GTL 用のフルエキゾーストマフラーがリリースされた。
BMW バイク各車種用に向けてオリジナルパーツを多数展開しているササキスポーツクラブから、K1600GTL 用のフルエキゾーストマフラーが登場。造り手のこだわりや苦労と、実際に乗ってみてのインプレッションをご紹介 します。
フューエルタンクはおなじみの位置。S / ST と同じ総容量 16L。残量 2L で警告灯が点く。ポンプやフィルター。残量測定ユニットなどは一カ所に集中され、タンクを外すことなくメインテナンスできる。
バッテリーはシールドタイプのため、定期的な充電以外はメンテナンスフリー。外すのは交換時ぐらい。寿命について諸説あるが、経験上2~4年くらいか。
これは S / ST のステップ。中空のラバーが張られ、振動を軽減している。タンデム側も同様。Rのステップはアルミの無垢。S / ST と互換性があるので、好みで付け替えてもいいだろう。
シート。調整機能は無い。標準シートは 800mm の高さ。オプションで 775mm のローシートと 825mm のハイシートが用意される。
Gシリーズの一員として2008年にラインナップに加わった、排気量 449.5cc のシングルエンジンを搭載する純粋なエンデューロマシン。競技用車輌に保安部品を装備しただけのレーシングモデル。高いトラクションを生む、革新的なフレームとスイングアームのレイアウトが大きな特徴のひとつ。
クラッチの駆動はケーブル式。操作は非常に軽く、好感が持てる。遊びの調整はクランクケース右のアジャスターで行なう。
やや幅広のアルミ製パイプハンドルを採用。切れ角は 64 度。GS のようにラバーブッシュを介さず、トッププリッジに直接クランプされる。
ブレーキマスターシリンダー。メーカーははっきりしなかったが、たぶんマグラ社製。口径は 15mm。
S / ST と同じく、スイングアームピボットはクランクケース直結である。GS はフレームにマウントされる。
フロントサスペンションは、普通のテレスコピックタイプ。インナーチューブ径 43mm のショウワ製。調整機能は無い。オイル量は 0.584L で粘度は SAE10 が指定。
とくに商業用の4輪車では一般的となっているドライブレコーダーに、バイク専用機種が登場。もしもの際には心強い見方になってくれるのはもちろんのこと、この『ニリドラ』はオンボードカメラとしても活用できる。そのすべてをご紹介します。
Rのホイールは、Sと同じデザイン。3.5 インチ幅の 17 インチ。アクスルシャフトの締め付けトルクは 50Nm。クランプは 20Nm。
一般的な構造の湿式多板式クラッチ。枚数は9枚のペア。ミッションは6速。ギアレシオは1速から 2.462 - 1.750 - 1.381 - 1.1227 - 1.130 - 1.1042 と、S / ST より4、5、6速だけがクロスされている。