BMWモトラッド「R12 カスタム・プロジェクト」完成モデル発表!
- 掲載日/2024年08月26日【トピックス】
- 取材協力/BMW Motorrad 取材・写真・文/成田 恒一
個性あふれるカスタムモデルがお披露目!
2024年8月23日(金)、「BMW R12 カスタム・プロジェクト」の完成発表会が麻布台ヒルズ(東京都港区麻布台1-3-1)の「FREUDE by BMW」にて開催された。遡ること2024年3月22日(金)に発表された今回のカスタム・プロジェクトに参加するビルダーは、ハーレーカスタムシーンで名を馳せる「HAMANS CUSTOM」「MOONEYES」「TRIJA」「CHIRIHAMA SANDFLATS」の4組で、それぞれの個性を生かした無二のカスタムマシンがお披露目された。
発表会の冒頭で行われたBMW MOTORRAD JAPANジェネラル・マネージャーの佐伯 要氏による主催者挨拶では、ご自身のバイクとの出会いやカスタム遍歴、さらに今から10年前の2014年に開催された「R nineT カスタム・プロジェクト」についてや、今回のカスタム・プロジェクトに参加した4組のビルダーに対するお礼が述べられた。続いてBMW MOTORRAD JAPANマーケティング・マネージャーの中根 知彦氏のプレゼンテーションでは今回のプロジェクトのベースモデルであるクラシック・クルーザー「新型BMW R12」の仕様説明や今回のカスタム・プロジェクトのコンセプトが語られた。
それではここからはお待ちかねのカスタムマシンの紹介を中心に、完成発表会の模様を写真を交えて詳しくお伝えしよう!
BMW MOTORRAD JAPANジェネラル・マネージャーの佐伯 要氏。イベント当日の朝、今回完成したカスタムマシンをはじめて見たとのことで、ワクワクする様子が伝わる挨拶であった。
BMW MOTORRAD JAPANマーケティング・マネージャーの中根 知彦氏。クラシック・クルーザー「新型BMW R12」はカスタムベースとしても非常に考えられたモデルに仕上げられているという。
こちらが今回のカスタム・プロジェクのベースモデル、クラシック・クルーザー「新型BMW R12」。クラシカルなトレリスフレームにより、水平基調のスタイリングを構築している。
ベールの包まれた、4台のカスタムマシン。期待に胸が高鳴る!
ここで今回のカスタム・プロジェクトに参加した4組のカスタムビルダーが登場!
そして、ビルダー自らの手により、満を辞してアンベール!
「BMW R12 カスタム・プロジェクト」の4台のカスタムマシンは、本邦初公開である。
ここからはそれぞれのカスタムマシンを詳しくご紹介。まずはHAMANS CUSTOMが手がけたマシンをピックアップ!
「El Viento」と名付けられたカフェレーサースタイルのマシン。普段はハーレーの旧車をメインに60年代テイストのカスタムを手掛ける同店であるが、まったく未知のモデルであるBMW R12に戸惑いながらも、楽しみながら車両制作を行うことができたという。
ワンオフ制作されたエッジの効いたフューエルタンク。カラーリングはトレンドのソリッドグレーを選択。絞り込まれたハンドルバーとスピードスクリーン、シートカウルがカフェレーサーの証。前後ホイールはSTDをベースにセラコート&コントラストカットでまったく違った印象に!
続いてMOONEYESが手がけたマシンをご紹介。制作はカスタムショーで数々のアワードを獲得しているKATIE’S CUSTOMSが担当。
MOONEYESらしいスピードを意識したランドスピードレーサーをイメージさせる「MOON Arrow」。徹底的にローダウンが施された車体に前後のムーンディスク、ヘアライン仕上げのエクステリアにMOONEYESの魂が宿る!
美しい曲面を描くフェアリングがスピードを印象付ける「MOON Arrow」。ローマウントされたクリップオンハンドルとランドスピードレーサーのようなバックステップが作り出すポジションも刺激的である。
こちらはTRIJAが制作した「Legal Weapon R 12」。純正然としたスタイリングのマシンであるが。要所に作り込まれたパーツが装着されている。これぞTRIJAならではのアプローチと言える。
プロデューサーの岡本代表を中心に、技能集団であるTRIJAスタッフの手により生み出されたクリーンなR12カスタム。このままメーカーラインナップに加わったとしてもまったく違和感なし!
フィンが立てられたシリンダーヘッドカバーに、軽快なシートカウル&ソロシート。マフラーはTRIJAが代理店を務める「Dr.Jekill & Mr.Hyde」製の合法マフラーを装着。バックステップは高品質なAELLA製。これらのパーツは今後市販化が計画されている。
ラストはCHIRIHAMA SANDFLATSのメンバーが仕上げた「R 12 Sand Speeder Mark I.」。石川県の千里浜でサンドドラッグレースを主催する同メンバーが掲げたコンセプトはズバリ「サンドドラッグマシン」である。
ストレッチされたフォークにやや後ろ下がりのフォルムは、まさにハーレーチョッパーを思わせるもの。シンプルなドラッグパイプも然り! リアサスペンションはリジッド化されている。
フューエルタンクはシート下に移設し無二のスタイリングを入手。磨き込まれたフロントのディッシュホイールにも注目していただきたいが、驚くべきはフロントブレーキが排除されている点だ。
「BMW R12 カスタム・プロジェクト」の高い注目度を示すように、発表会には多くのメディアが訪れた。BMW R12のカスタムの可能性は計り知れない。
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