【No.1】R100Rロードスター
- 年式/1992
- 走行距離/43,000km
- 燃費/18km/L
- BMW歴/45
- 乗り継いだバイク数/6台
- 掲載日/2019.09.06
愛車の気に入っているところ
何と言っても、独自レイアウトの個性的な設計で時代と共に脈々と続いてきた歴史のある由緒正しきバイク。2バルブOHVですので、どのエンジンにも負けない、低速回転の粘りのトルクがあります(サイドバルブには、負けるかな?)。ですので、5速トップでの通常走行の時の追い越し加速は、気持ち良いです。
乗り味は、W1シングルキャブの様な、SR400のエンジンを2つ持った様な(?)ビリビリしない鼓動のようなもの(圧縮比は8.5でレギュラーガソリン指定です)で、クロモリ自転車のフレームと同じで、適度にしなるフレームもあり、乗りやすく長距離ツーリングでも疲れません(私は、生理的にパイプフレーム以外のバイクには乗れません)。
ロードスターは、名前の通り、石畳、荒れた道などでも走破出来る様、ショックのストロークをRS、RTより長く作っています(フレームはGSと同じ、フロントフオークの径も太いです)。高速走行も余裕の有るパイプフレームですので、RS、RTの様な普通に発生するハンドル、車体のシミーウォブルとかは普通の乗り方では発生しません。
車重は乾燥重量で何と198kgの軽さです。低重心と相まって、立ちゴケした事はありません。乗るたびに低圧縮のエンジンの鼓動、足回りの剛性、直進性、縦型エンジンのハンドリング、低重心などの走行感は、常に新鮮に感じられ飽きずに末永く乗れるバイクです。
2バルブボクサーツインの最終型で、超高級材質で、構成部品点数が少なく機械的に完成されていて、故障のリスクが少ない。クランクケースは分割ではないくり貫いた作りだし、エンジンマウントは、フレーム2点のみでの取り付けだし、各部を見るとシンプルで驚く構造です。それでいながら、性能が出ていて、耐久性がすこぶる有りで、良くぞ造ったな、と感心しきりです。