BMW Motorrad ニューモデル画像 S1000RR(2012)
- 掲載日/2011年10月31日【トピックス】
- 取材協力/BMW Motorrad Japan 文/淺倉 恵介
基本フォルムに大きな変更はありませんが、ディティールは細かく手が入れられています。新型S1000RRでは、4種類のカラーバリエーションが設定される予定で、写真の車両はイメージリーダー的なレーシング・レッド×アルピン・ホワイトです。
BMW Motorrad のスーパー・スポーツ・マシン
S1000RR が早くもフルモデルチェンジ
BMW Motorrad 初のスーパー・スポーツ・マシンとして大きな話題を呼んだS1000RRが、登場から2年あまりを経てフルモデルチェンジを敢行。この度、スペインで世界に向けた発表会が開催されました。スペック上、エンジンのピークパワーは現行モデルと変わらない193psとされ、スタイリングも細部のリファインは施されているものの、基本フォルムは現行モデルを踏襲しています。そう聞くと、マイナーチェンジかと思ってしまいますが、メカニズム的には大きな進化を遂げています。
最も大きく変えられたのがシャシー。フレームは新設計となり、ディメンジョンを刷新。合わせてサスペンションも変更されています。キャスター角度が立てられ、ホイールベースも短縮された新シャシーは、よりスポーツランに特化した特性を持たされたと言えるでしょう。
エンジンもピークパワーこそ変わっていませんが、出力特性には大きく手が加えられています。現行モデルと同様に「Rain」「Sports」「Race」「Slick」の4つの出力モードが存在しますが、その制御を全面的に見直しスロットル特性を最適化。また、低中速回転域の出力が強化され、よりリニアなパワー特性を実現。アシストデバイスとして好評のDTCはABSとの連携が強化され、熟成の度合いを深めています。
全く新しくなり、更に魅力的になったS1000RR。日本国内への導入時期や、日本仕様のスペックは現在では未定ですが、より早い登場が期待されます。この新型S1000RRの発表会には、現在全日本ロードレース選手権 JSB1000クラスにS1000RRで参戦中の戸田 隆選手が参加しました。バージンBMWでは、戸田選手による新型S1000RRのインプレッションを近日公開予定ですので、そちらもご期待下さい。
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