ランドマスター チタニウムアクスルシャフト&チタニウムボルト
- 掲載日/2015年02月24日【BMWバイク パーツ&グッズ紹介】
- 販売/ランドマスタージャパン テスター/和歌山 利宏 テスト方法/クローズサーキット テスト期間/1日
この記事はBMW BIKES Vol.68掲載の記事を再編集したものです
LANDMASTER TITANIUM AXLE SHAFT & TITANIUM BOLT
和歌山 利宏さんも絶賛する
チタンパーツの効果
テクニックに裏付けされたライディング理論でファンの多い和歌山さんがランドマスターがリリースする一連のチタンパーツを徹底テスト。その効果をレポートする。
TRUE TEST !
チタンパーツが走行フィールに
好影響を及ぼす
今回、最も印象的だったのは、チタン合金(Ti -6Al -4V)製のシャフト、ボルト類の威力である。単なる軽量化に留まらず、その変形特性が、モーターサイクルの諸過渡特性やコントロール性、フィードバック性を向上させており、軽量化そのものよりも、そうした効果でのメリットに驚かされた。
同時にチタンの素晴らしさは、弾性に富みながら、高強度であることだと思い知らされた。チタンを用いると、締結部分の変形が大きいことになるが、そのことが剛性不足というデメリットを生むことなく、豊かな変形がメリットを生み出してくれる。変形特性に優れ、変形に抵抗(ヒステリシス)がないという印象である。
まず、GS に試乗する。装着されたチタン製フロントアクスルシャフトは、しなやか、かつ操縦性が高いことが走り出してすぐ明らかになった。一般的にしなやかな安定性と操縦性は相反するはずで、それとは異次元のフィーリングである。路面追従性が良く、突き上げに対しても吸収性が高く、固さが減少。故意にステアリングをこじっても、伝える外乱に対して唐突な挙動に発展しにくい。しなやかであっても剛性不足感がなく、安定性が高まっている。そして、いい意味での上質な弾性効果がアクスル部に生じており、そのことが応答性のみならず、旋回性やラインの自由度の高さに繋がっている。また、表面のフレッシュグリーン処理によって、ベアリングインナーとのフリクションも低減されているはずで、この表面処理もチタンの弾性効果を生かすことに貢献していると思われる。
K 1300 R では、そのアクスルシャフトに加え、数多くのチタンボルトを試したが、いずれも高い効果を確認できた。中でもリアホイールボルトは、まるでエンジンブレーキがリニアに生じたかのように、スムーズに減速できる。それは上質のメカニカルホイールダンパーが装着されたかのようでもあり、コーナリングではスロットルオンで、トラクションがスムーズに繋がり、狙ったラインを忠実に描きやすく、スロットルで操りやすくなるなどの効果が確認できた。
また、チタンボルト類とは別に、パワーチップ、オイル添加剤、FF グリスといった商品も試したが、これらもそれぞれに走りを高水準化させていた。これらには静電気を除去する効果があるそうで、これまで私の機械工学をベースにしたバイクへの考え方では説明の付かない領域にある。が、走行特性を理想に近づけていることだけは、紛れもない事実なのである。
テストを終えて
ココがすごい!
ヘタに足周りのパーツを換装するよりも、はるかに効果的で確実な効果が得られる。カスタムパーツがバッチリ決まったときよりも、走りは激変だ。
ココがイマイチ
足周りの大物パーツより安くても、価格は決して安くはない。それに、スペシャルパーツを投入したことが見た目にわかりにくく、ハッタリは効かない。
ランドマスター チタニウムアクスルシャフト&チタニウムボルトの詳細
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