BMW Motorrad GSトロフィージャパン 2013「コマ図ツーリング」編
- 掲載日/2013年06月28日【特集記事&最新情報】
- 取材協力/BMW Motorrad Japan 撮影/VIRGIN BMW.com × BMW BIKES 文/VIRGIN BMW.com 編集部
GSの能力を最大限に引き出して遊ぶ
年に一度のビッグイベントが開催!
BMWが世界に誇るビッグオフ GS の能力を最大限に引き出すオフロード&キャンプイベント 『 BMW MOTORRAD GS TROPHY JAPAN 2013 』 が、今年も新潟県中魚沼郡津南町にて開催された。一昨年前まで『 BMW Motorrad Japan GS Challenge 』という名称で、コマ図ツーリングとスキルチャレンジを主軸としたBMW Motorrad Japanプロデュースのイベントだったが、そこに世界各国を代表するGS乗り同士で競われる世界大会『 INTERNATIONAL GS TROPHY 』の日本予選が加わり、名称もGS TROPHYに改められることに。
2年連続での新潟開催となった同イベント、もちろんコマ図ツーリングのルートは昨年から一新され、スキルチャレンジもインストラクター山田 純さん監修のもと、難易度もアップするなど、初参加の人も常連メンバーもフレッシュな気持ちで楽しめる内容に。またINTERNATIONAL GS TROPHYの予選コースについては、同じくインストラクターである三橋 淳さんが「世界で戦っていくために」と、かつてないほど過酷な設計を組んで参加者を迎え撃った。
今回はそんなGS TROPHY JAPANの模様を項目別にご紹介。さらにVIRGIN BMW.comで連載ブログを手がけてくれているモデルのTOMOさんが、F700GSに乗ってコマ図ツーリングにチャレンジ! その模様もお届けするなど、盛りだくさんのGS TROPHYレポート、存分にご堪能いただきたい。
コマ図ツーリング レポート
コマ図に記された暗号を読み解いて
さまざまな道をGSで走破していく!
コマ図ツーリングとは、地図を見ながら一般道を行く通常のツーリングとは違い、BMW Motorrad Japanがプロデュースした特別なルートを分岐ごとに「距離」「目標時間」「進路(図)」などにコマ割り記載された『コマ図』をもとにたどっていく探索型ツーリングのこと。BMW Motorrad GS Challengeのときから続く人気メニューで、本イベント参加者の一番の目的と言っても過言ではない。
ルートには国道から田畑のあいだを縫うような細い道はもちろん、ガードレールのなく標高も高い山中のワインディングや、石が転がる未舗装のダートなどさまざまなシチュエーションが盛り込まれており、日常では滅多に引き出すことがないGSの能力を存分に味わいながら楽しむという、文字どおりアドベンチャープログラムである。
コマ図に記されているのは最低限の情報にとどめられているので、トリップメーターを調整しながら周りの状況をよく観察し、ひとつずつ着実にクリアしていくことが完走のコツ。コマ図ツーリング初参加者だと、土地勘もないから戸惑うことも多く、ミスコースも起こりやすいが、仲間がいれば助け合えるし、まわりにいる同じGS乗りと協力しあって探索するのも新しい楽しみ方となるだろう。ある程度の時間制限もあるが、自分のペースで走りながら新鮮な景色を楽しめるコマ図ツーリング、GS乗りなら必ず楽しめる!
日常を超えたルートを走るには
事前準備と工夫が必要となる!
土地勘のない未知のルートをたどる特殊なプログラムゆえ、装備だってコマ図ツーリング仕様のものが必要となる。何度かコマ図ツーリングを経験している常連さんのバイクを見て気がつくのが、写真でも紹介している『コマ図用ロールボックス』だ。コマ図を細かくチェックしながらルートをたどっていくのが醍醐味ではあるが、ポケットやタンクバッグからいちいち取り出してチェックするという作業はなかなかに煩わしい。しかしセロテープでコマ図を一枚ものにし、このお手製のハコに収納してやれば、グローブをしたまま回転させてチェックできるというスグレモノなのである。雨天時にも水で濡れることはないので、コマ図ツーリングでは次第に必須となりつつあるアイテムだ。「コマ図ホルダー」ないし「コマ図フォルダ」で検索すると、製作手順をまとめたブログなどが結構見つかる。まだお持ちじゃないという方は、ぜひDIYで挑戦を!