VIRGIN BMW | R32(1923~26年) BMWマシンの歴史

R32(1923~26年)

  • 掲載日/2006年05月13日【BMWマシンの歴史】
R32の画像

BMWブランド初のモーターサイクル
ここから伝説は始まりました

1923年に生産が開始されたBMWブランドとしての初のモーターサイクルが、この『R32』です。記念すべきファーストモデルは圧縮比が5.0:1、マグネトー点火、手動での変速など、現代のモデルとはかけ離れた仕様となっていますが、核となる部分は『R32』で、すでに確立されていました。

シリンダーが左右に突き出した「水平対向エンジン」メンテナンス性にすぐれた「シャフトドライブ」は何と80年以上も昔から変わらぬ基本設計なのです。低重心の水平対向エンジンは冷却性にも優れ、またシャフトドライブは、リアタイヤの脱着が簡単にでき、パンク修理も簡単。路面が悪かった当時の道路事情から多くの支持を集めたといいます。

しかし、初期のモデルにはフロントブレーキが装備されていないなど(1924年からは装備)、現代の我々が見るとちょっと怖い仕様かもしれません。フレームの内側に小ぶりのタンク、エンジン本体など主要パーツがスッキリとまとまっており、26インチと大口径の前後タイヤとのコントラストが非常に新鮮なスタイルに見えますね。

生産年
1923年~1926年
生産台数
3,090台
エンジン形式
空冷サイドバルブ 2気筒
排気量
486cc(※年式によって494cc)
ボア×ストローク
68mm×68mm
最高出力(馬力/rpm)
8.5/3200
最高速度
95-100km/h
変速
3速
全長
2,100mm
全幅
800mm
全高
950mm
車輌重量
120kg
フロントタイヤ
26インチ
リアタイヤ
26インチ

関連する記事

ピックアップ情報