VIRGIN BMW | 第2回 潤滑装置周辺 S1000RR編

第2回 潤滑装置周辺

  • 掲載日/2012年03月02日【S1000RR編】
  • 執筆/モトラッド阪神 田中 建次
    このコンテンツは BMW BIKES Vol.52 (発行:2010.09.15)「最新 BMW を世界一詳しく徹底解剖 BMW マイスターが解説する S1000RR テクニカルディテール」掲載の記事を引用しています。

S1000RR編分解レポートの画像

久々に過去のいかなるモデルとも関連性を持たない、まったくのニューモデルの登場である。1000cc スーパースポーツという各社のフラッグシップがしのぎを削るカテゴリーゆえに、今まで BMW に興味が無かった層の注目度も非常に高い。今回はそのメカニズムを中心に、世界一細かく S1000RR を解説していこう。

分解レポート 詳細をチェック

S1000RR編分解レポートの画像
オイルレベルグラスはエンジン左サイド。暖機状態でエンジン停止後5分以上経過後、直立状態でチェックする。充填量は 3.5 ~ 3.9L。ゲージの赤丸の範囲は 0.8L である。
S1000RR編分解レポートの画像
オイルの排出はオイルパン最下部より行う。エキゾーストパイプに挟まれているので、特殊な形状をしている。
S1000RR編分解レポートの画像
ドレインプラグは二面幅 8mmのヘキサゴン。締め付けトルクは、新品ガスケット使用で 28Nm。
S1000RR編分解レポートの画像
オイルの注入はクラッチカバーのフィラーキャップより行う。5W – 40 の 100% 化学合成オイル『カストロールパワー1レーシング』が指定される。
S1000RR編分解レポートの画像
オイルフィルターはエンジン前の下。エキゾーストパイプに隠れている。締め付けトルクは 11Nm。
S1000RR編分解レポートの画像
ラウンド型ラジエターの下に大型のオイルクーラーが配置される。
S1000RR編分解レポートの画像
ラジエター液のサブタンクは右カウル前部に設置される。
ピックアップ情報